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2008年7月 1日 (火)

石油はあと何年もつの?

世界の原油生産日量、消費日量、確認埋蔵量を調べてみました (上位50ヶ国をリストアップ)。単純計算で、あと45年は採掘可能ということになります。ただし、おそらく今後10年から20年は中進国の経済発展によって消費ペースがどんどん上がるでしょうから、省エネや代替エネルギーへの切り替えがハイペースで進まない限り、45年はもたないはずです。

ただ、昔から石油はあと30年くらいしかもたないと言われ続けています。そのわりになかなか危機的状況にはなりませんから、それだけ年々新たな油田の発見や採掘技術の進歩があるということです。もしかしたら、10年後にも 「あと45年」 と言われているかもしれません。

実際、各国の確認埋蔵量については、一昔前はサウジアラビア以外のOPEC加盟国はほとんど先が見えている (10~20年程度) と言われていましたが、あらためて数値を見てみるとそんなこともありません。それだけ各地で油田が発見されているんですね。特にイラン、イラク、アラブ首長国連邦のポテンシャルの高さには驚かされます (でもやっぱりサウジは別格)。

サウジアラビアは今のペースで掘り続けてもあと76年は大丈夫です。ただ、このまま世界が石油依存を続けていたら、近い将来に (今度こそ) 危機的状況が訪れることは間違いありません。なので、早ければあと10年、遅くてもあと40年くらいで代替エネルギーへの切り替えが確実に行われるでしょう。

その転換点を迎えてしまったら、サウジアラビアの価値はなくなってしまうかもしれません。その時までに、なんとしても石油に代わる産業を根付かせなければならないわけです。もちろんその前に、国民の勤労意欲の発奮という超難題がひかえていますが…。


世界の原油生産・消費量

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ってことは、サウジの人々は今のところ
あまり働くのがお好きではないんですか。

投稿: kilalaa | 2008年7月 1日 (火) 21時19分

そうですね。肉体労働というほどではなくても、手足を使って働くのはとても嫌います。農民なんてほとんど侮蔑の対象のようです。もっぱら頭脳労働専門。頭を使って儲けるビジネスマンが、歴史的にも人気のある職業です。

ちなみにイスラムでは、何もせずに不労所得を得てはいけません。なので、イスラム系の銀行は利子がつきません。株式投資なんかはOK。もっともスマートな稼ぎ方だと言えます。

ただ、大学を出たての若造がいきなり辣腕ビジネスマンだとか会社のマネージャーになれるほど世の中甘くはありませんから、結局 「やりたい仕事がない」 ということで、ニート生活を送る20代の若者は多いです。

親も外国人労働者がやるような体を使った仕事を子供にさせたいとは考えませんし、所得水準は高いので子供のすねかじりにも十分耐えられます。

結局、親が労働を尊いものとして楽しみながら働く姿を示さない限り、子供が労働に価値を見いだすことはないでしょうね。今の親世代は、オイルブームに子供時代を過ごしているからなぁ。

投稿: shukran | 2008年7月 2日 (水) 05時35分

でも別に、汗水たして働かなくっても
知恵を振り絞って汗水たらさないように考える
方が、難しいのだから、それはそれで
働いてるってことですものね。
ちなみに、私がアメリカに留学していた大学は
(市立大学で有名じゃないですが)
留学生が半分以上だったんですが、コンピュータ
サイエンス系の学生はやたらアラブ人が多かったですよ。
サウジの人はどうかな、でもエジプト人とかモロッコ人とかたくさんいました。(インド人も多かったっけ)

投稿: kilalaa | 2008年7月 2日 (水) 21時17分

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