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2008年8月22日 (金)

アラビアン・サイドライト:外国人

サウジアラビア現地紙 Arab News の囲み記事「Side Light」より。

①不謹慎にもほどがある
ダンマンのとある警察病院の遺体安置室。遺体を囲んで男が4人。警察官、家族、そして外国人ワーカー2名。家族の男がワーカーに向かって、「どちらが遺体を洗ってくれる?」 とたずねました。埋葬を行う前に遺体をきれいにしてあげるのです。ワーカーはどちらも 「自分がやる」 と言ってゆずりません。もちろんお金をたっぷりもらえるからです。すぐにふたりはとっくみあいのケンカを始めました。そして騒ぎの拍子に、遺体の埋葬に必要な書類までビリビリと破いてしまったのです。これを見かねた警官は、即刻ふたりを逮捕し外に連れ出しました。自業自得。

②最後の検問で
マッカの町の手前には、何ヶ所も検問があります。ある検問所で1台の車が止められ、中の外国人男女カップルが警官に質問を受けました。男性はビルマ人、女性はインドネシア人でした。おびえる男性の表情から、警官がさらに詰問を続けると、ほどなく二人が夫婦ではないことがわかってしまいました。実は男性が結婚を申し込んだ時、結婚の条件として女性をマッカ巡礼に連れて行くという約束を交わしたのだそうです。しかし、サウジアラビアではこの行為は完全に違法。しかも女性は不法滞在でした。あわれ二人は警察に連行されていきました。マッカの町に入る、最後の検問所だったそうです。

③立派な稼ぎ
マッカで違法な物乞いを取り締まっていた警官が、大いにショックを受けました。ジェッダにのびるハイウェイの入り口には、毎日たくさんの物乞いが集まります。その日も警察の取り締まりチームが現場にパトカーで乗り付けると、物乞いたちは蜘蛛の子を散らすように一気にその場から走り出しました。負けじと警察チームもそれぞれ走って追いかけましたが、すばしこさで物乞いに勝てるわけがありません。ひとりのアフリカ系女性に目をつけた警官も、たちまち距離を離され、結局捕まえることはできませんでした。しかし彼女は逃げる途中に、大事なサイフを落としてしまったのです。肩で息をしながらサイフを拾い上げた警官は、その中身を見て目を丸くしました。中にはなんと14,000リヤルと500ドル (合計47万円) が入っていたのです。予想外の立派な稼ぎに、その警官は一瞬 「転職」 を考えたとか。

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