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2008年9月21日 (日)

サウジ主婦の財テク

サウジアラビア人にとってラマダンは1年のうちでもっとも出費が多い月です。連夜のご馳走、使用人のボーナス、訪問用の服の新調、ザカート (喜捨)。ラマダン明けのイードには家族そろって遠方まで親戚や友人を訪ねます (10人家族は当たり前!)。さらに、ラマダンに家の改装や模様替えをする人が意外と多いらしく、とにかくお金はいくらあっても足りません。そこにきて今年は大変なインフレです。だったら普段通りの生活にすれば?、などと言うのは野暮。誰でも世間並みのことはしたいですから。

そこで今注目を集めているのが、家庭の主婦が行うにわか貸金業。どうやらサウジアラビアで家計を握っているのは妻の方らしく、貯金を使って財テクに励む奥方が増えているのだそうです。財テクといってもやり方はシンプルで、親類や知人に少額のお金を貸していくらか利子をもらうというものです。新聞のインタビューでは、娘の婚約時に受け取ったマハルを活用している女性の話が出ていました。1000リヤル (3万円) 貸して300リヤル (9千円) 利子をもらうとのことで、娘にもいくらか余分に返すそうですが、けっこうえげつない利率ですね。

こういった女性たちの一番の心配事は、それが宗教的に許されるのかどうかです。イスラム評議会のあるメンバーは、直接お金を貸すのではなく、まず家具や服などを買ってそれを貸すか利鞘を取って売りなさいとアドバイスしたそうです。利子というのは何も労働せずに発生する利益なので、それはイスラムとしては認められないとされています。イスラム系銀行では本当に利子がつきませんし (ただし顧客が銀行側とともに投資をして稼ぎ、その利潤が還元される仕組み)。(→イスラム銀行)

そう考えると新聞に載っていた女性のやり方はまずいようですが、キャッシュを求める人がいる限りこのスタイルも続くでしょうね。

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