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2008年10月19日 (日)

神を訴えた男

■「神」を相手取った州議員の訴えを却下
米ネブラスカ州ダグラス郡地裁は14日、同州のアーニー・チェンバース州上院議員が昨年起こしていた、「神」 を相手取った訴訟について、被告の住所が明記されておらず、審理を行えないとして、訴えそのものを却下した。

チェンバース議員は昨年、金持ちや貧乏人でも、誰でも裁判を起こせることを知らしめたいと考え、「神」 そのものを恒久的に否定するよう求める訴えを起こした。理由として 「神」 が、自分を含めたオマハの住民に対し、暴力的な恐怖を与え、「広い範囲で死や破壊、地球上の数千万人の人々にテロ被害をもたらした」 などとしていた。

しかし、マーロン・ポーク裁判長は、裁判を進めるためには原告側が被告側と連絡を取る必要があると州法で定められているが、この訴えには被告「神」の住所が記されていないと指摘。裁判はできないと判断して訴えを却下した。

しかし、チェンバース議員は15日、「法廷は神の存在を認識しており、神の全知全能を理解しているということになる。神がすべてのことを知っているのであれば、神はこの訴えに気付いている」 と反論している。

チェンバース議員には、控訴するかどうかを検討できる30日間の猶予が与えられたが、実際に訴えるかどうかは決めていないという。

同議員は法学部卒業だが、弁護士試験を受けたことはない。今回の訴訟で、法律の穴を見つけたと思うと話している。[CNN.co.jp 2008.10.16]

………だそうです。アメリカの裁判所では神に宣誓させているくらいですから、やはりその存在を否定するわけにはいかないんでしょう。それにしたって、連絡先がわからないから裁判ができないという言い訳もすごいですね。アメリカって世界でもっとも進んだ国のようでいて、実は超がつくほど保守的な部分がありますね。ダーウィンの進化論を学校で教えてはいけない州もあるそうですから。

でも、宗教があるばっかりに、お互いに譲れない 「絶対的なもの」 ができてしまって、たびたび争いのもとになったことは事実。この議員もそれなりにいいポイントをついているなと思います。ただ、彼が敵視しているのがキリストやブッダではなくアッラーなのかもしれないと考えるのは、ちょっとひねくれすぎでしょうか。

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