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2008年12月17日 (水)

豊饒のシンボル

香港からキャセイパシフィックでリヤドに戻る機中、明らかにアラブ人とわかる女性ふたり組が前の席に座っていました。衣装はふつうの洋服で、途中で立ち寄ったバハレンで降りていったのでやはりバハレン人だと思います。サウジ女性はみんな真っ黒いアバーヤを身につけていました。ちなみにサウジ女性は飛行機に乗り込む時は洋服姿でも、サウジアラビアに近づくとトイレでアバーヤに着替えるのが常です。

実はアラブ人女性も、洋服を着ているとヨーロッパ南部の女性とあまり区別がつきません。顔だけならスペイン人と言われても納得です。ただ、やはりその雰囲気、物腰、化粧、出で立ちなどに、アラブ人独特の 「濃さ」 が現れています。しかしそれよりも何よりも、やはり圧倒的に太いのひと言に尽きます。あのボリューム感はなかなかアジア人には出せません。

もうこれだけみんな太っていると、それが当たり前どころかむしろ太らなくてはいけないといった強迫観念が国民の間にあるのかもしれません。自分もこういう女性を長年見てきたわけですが、最近ではこの丸々と太った姿が、あたかも豊饒のシンボルのような気がしてきました。スリムな女性なんて、きっとアラブ人にはどうしようもなく 「貧相」 に見えるんだろうと思います。

バハレンの女性はふたりとも顔は20代でしたが、そろって見事なくらい 「ヴィレンドルフのヴィーナス」 そっくりな体型でした。しかしけっして不健康なイメージではなく、何とも言えないふくよかで慈愛に満ちた優しい雰囲気を醸しだしていました。そもそも顔は美人だったし。でも、ヴィーナスがエコノミークラスにふたり並んで座るには、相当無理があったみたいです…。

478venus

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