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2009年1月の48件の記事

2009年1月31日 (土)

インドネシア料理

リヤドのスレイマニヤ地区のプリンス・マムドゥーフ通りには目移りするほどレストランが軒を連ねています。アラブ料理、インド料理、中華料理、ファストフードなどよりどりみどりですが、その中にインドネシア料理屋 「デンデン (Dendeng)」 があります。この通りは今まで何度も車で走っていたのですが、店の看板がアラビア語ばかり目立っていたので、まさかインドネシア料理だとは思いませんでした。

ということで人を誘って行ってみましたが、料理の方は、正直言うとなんだかとってもいまいちでした。ガドガドは野菜があまり入っていなくてえびせんばかり。ミーゴレンはスーパーで売っているインスタント麺。ナシゴレンは自分で作る醤油チャーハンを思い出して、おいしかったですがレストランの食事ではないなと思いました (家庭の味とも言えますが)。全体的に見た目もちょっと…。でもサテは普通においしかったです (鶏、牛、エビ)。

店の名前にもなっているデンデンは牛の干し肉を揚げたもので、パリパリしておいしかったですがやはり相当脂っこい。ルンダンは牛肉をココナッツミルクで煮た料理で、味はけっこういいのですがやはりしつこい味なのでたくさんは食べられませんでした。オセン・ジャワはレストランで出てくる料理とはちょっと言い難いような。いや、別にまずくもないし普通に食べられましたけど。アヤム・ケチャップ (鶏) が一番おかずらしくておいしかったかな (トマトケチャップではなくてインドネシアのケチャップ・マニスです)。

たぶんチョイスを間違えなければきっと満足できるお店だと思います。一人で行った時に頼んだナシ・チャンプル (4枚目の写真/ご飯+おかず4品=260円。6品と9品のバージョンもあり) はとてもおいしかったですから。この時はズラリと並んだおかずの中から自分の好きなものを選ぶシステムだったのが勝因ですね。いずれにしてもアジア料理のお店は貴重ですから、これからも頑張ってほしいものです。

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2009年1月30日 (金)

魚ビル

ある日、「キングダムタワーの隣のビル、あれ魚ですよね?」 と言われたものの今ひとつピンと来なくてその時は生返事をしていたのですが、その場所に行ってあらためて見てみたら 「確かに!」 でした。1枚目の写真ではズラリと並んだガラス張りのビルにまぎれてよくわかりませんが、2枚目の写真で正面から見ると、まさに魚が口を開けているように見えます。どことなくとぼけた表情がナイス。

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シリア料理

リヤドのタラーティーン通りにあるアラブ料理店 「セット・アッシャーム」 に行ってきました。セットはレディー、シャームは北アラブ諸国であるシリア地域の旧称。ということで、店名を訳せば 「シリアの貴婦人」 あるいは 「北国の女」。なんだか演歌みたいなのでやはり前者の方がいいですね。

ここは一昨年オープンしたお店で、店内の装飾品や家具はすべてシリアから輸入したものだそうです。店員もほとんどシリア人でした。ただしサービスのてこ入れかフィリピン人が要所要所に配置されています。やはり実際にサービスを受けてみて、アジア人のきめ細かさには感心させられました。

週末 (水木金) の夜はビュッフェで、この日もシリア料理がずらりと並んでいました。といってもいわゆるアラブ料理なので、特に目新しいものはありません。ただすべてがちょっとずつ平均点を上回っている感じで、素直においしかったです。残念ながら値段が180リヤル (4700円) とシェラトンホテルのレバニーズビュッフェより高いのですが、食材の内容は完全に負けているし、ここでしか食べられない目玉料理もありません。結局、値段の半分くらいはお店の雰囲気とサービス料なのかなと思いました。

実際この日は自分1人なのに、4人用の個室に通されました。部屋の中がアラブの雰囲気満点なのはいいのですが、さすがに1人だと若干の空しさが。もっとも、店員が入れ替わり立ち替わり声をかけてくれてそれほど寂しさは感じませんでした。その代わりみんなどんどん料理を持ってきてくれるので (自分でも取ってきているのに…)、本当にお腹がはち切れそうなほど食べてしまいまた。

ぜひ他の部屋も見てと言われて、6人用と8人用の個室や大人数用のVIPルーム (写真) も見てきました。料理はそこそこおいしいし、こんなムードたっぷりの部屋で食事できるなら4700円も高くないかな? (自分は一食の値段としては今までで最高額でした)。廊下 (写真) がまたいいんです。部屋の扉から電灯まですべてシリア製で。入り口で出迎えてくれたシリア人スタッフ (写真) のソフトな対応も二重丸。

まさに 「一度は行っておきたい店」。(一度で十分…?)

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2009年1月29日 (木)

リヤドのモスク

サウジアラビアの首都リヤドには、2000のモスクがあると言われています。確かに、市内の道路を走っていても視界からモスクがなくなることは滅多にありません。デザインはこてこてのイスラム風からモダンなものまで千差万別で、よくぞここまで違うものだと感心してしまいます。ということで、木曜日 (週末) の朝7時からお昼までリヤドの町を車でぐるぐる走りながら、気に入ったモスクの写真を撮ってきました (→マイフォトにアップ)。ちなみにミナレットが曲がっているのは広角レンズのせいです。悪しからず。

※1/30 (金)、写真23枚追加。

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土漠でピクニック④

岩から生える植物。たくましいと思う反面、「何故こんなところで?」 とツッコミを入れたくもなります。自然て摩訶不思議。

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ヤマーマ問題調査委員会

1月25日にヤマーマカレッジで起きた問題 (イギリスの教育展示会で会場に男女が一緒だったため、宗教警察が乱入し女性たちを会場から追い出した件) について、リヤド州知事代理のサタム王子が調査委員会を立ち上げるよう関係者に指示を出しました。委員会のメンバーは高等教育省、リヤド警察、宗教警察、クレーム調査委員会などです。この問題はサウジ国内で議論を呼んでおり、特に若者が宗教警察の横暴さに強く反発しています。

サウド王家としてはできるだけ宗教界ともめ事は起こしたくないでしょうが、ここまでくると目をつぶるわけにも行かないようですね。ビジネスならまだしも、教育分野の国際協力の現場で起こったわけですから、イギリス側に対する公式な説明も必要でしょう。はたしてみんなが納得するような結論は出せるでしょうか。

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2009年1月28日 (水)

土漠でピクニック③

「お花見」 のついでにワジで目にした珍しい光景。

写真1~3: パチンコ玉くらいの小さなものからソフトボール大のものまで、まん丸の石がゴロゴロ転がっていました (写真1)。どうやってできたのか気になるところですが、どうやら大きな岩の塊から湧いて出てくるようです。湧くというのは言い過ぎですが、砂岩が風化してやせ細っていく時に、石のボールは周りよりも硬いのか削られずに残るため、いずれポロリと落ちていくようです (写真2)。とは言っても、ボールと周りの材質が異なるようにも見えないので、実際のところはわかりません。別の場所ではさらに大量のボールがありました (写真3)。こちらはまたでき方が違うようだし、実に不思議な光景でした。

写真4: まるで石のキノコ。これは10cmくらいの小さなものですが、カッパドキアの奇岩地帯もきっと同じ原理でできたんでしょうね。

写真5: 谷底のワジが岩盤で覆われていて、段差があるところは水が流れると滝壺になるんでしょう、昔理科の授業で習ったような大きな穴が開いていました。やはり時々は大雨が降り、激しい流れの川になるようです。たまたまそんな時にワジでキャンプしていたら怖いなぁ。土漠で洪水に遭うなんてシャレにならない。

写真6: 渓谷の高台も刻一刻と削られていきます。そうして数十万年、数百万年したら、右下の写真のようにいずれは鉛筆のように細くなってしまうわけです。あまりに壮大すぎて想像が追いつきませんが、それでも 「生きている地球」 の一端を垣間見たような気がしました。人の生涯など地球にくらべたら本当に一瞬ですね。なんだか少し謙虚になりました。

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2009年1月27日 (火)

土漠でピクニック②

リヤドから北に2時間ほど走ったところにある渓谷 (1枚目の写真) に行ってきました。目的は 「お花見」。リヤドは去年11月に少し雨が降っただけでその後カラカラの天気が続いていたので、今年はあまり期待できないかと心配していたのですが、現地について高台から見下ろしたワジ (涸れ川) には思いの外緑が多く、一気に足取りも軽やかになりました。ちなみに、これくらいでも緑が多いと思ってしまうのは、サウジ生活が長い証拠ですね。

道とは言えないようなくずれかけの道を歩いて降りて谷底のワジに着くと、ありました、黄色や紫の小さな花がたくさん。「花畑」 にはほど遠いかもしれませんが、夏の間ほとんど何も草花がなかったことを考えると、まるで別世界です。夢中になって歩き回りました。あちらこちらで黄色い花がなんとも目に優しく飛び込んできます。黄色が好きなんだなぁと自分自身で再確認。とても癒やされた一日でした。

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土漠でピクニック①

リヤドから北に2時間ほど走ったところにある渓谷に行ってきました。これは道中の写真です。

写真1: やけに電柱が多かった。なんで?
写真2: ラクダ横断中。白ラクダが増えました。
写真3: 通称インディアンヘッド。わかる?
写真4~6: ラクダの砂浴び。かわいい!

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2009年1月26日 (月)

勧善懲悪委員会 (宗教警察)

昨日、ブリティッシュ・カウンシルがリヤドにあるヤマーマ・カレッジとの共催で、教育展示会を開きました。ところが、男女を分離する入場制限を設けておらず会場には男女が一緒に入ることになったため、それを聞きつけた勧善懲悪委員会 (宗教警察) のメンバーが会場に乱入し、たちまち女性たちは追い出されてしまったそうです。今朝の朝刊に記事が載っていて、これを読んだ職場のサウジ人たちは 「ダメだこりゃ」 といかりや長介ばりにお手上げのポーズをしていました。

■勧善懲悪委員会 (宗教警察)
英語:Commission for the Promotion of Virtue and Prevention of Vice …通称バイスコップ
アラビア語:Haiat Al-Amr Bil-Maarouf Wa An-Nahy An Al-Munkar (ハイアトゥルアムル・ビルマアルーフ・ワンナヒー・アニルムンカル) …通称ハイア

ハイア: 委員会、協会、組織、グループ
アムル: 命令、指導、権威、権力
マアルーフ: 良く知られた、周知の、善行
ナヒー: 禁止、排斥、追放
ムンカル: 認められない、言語道断、悪行

こんな単語は憶えなくてもいいですが、サウジ人に 「ハイア」 と言えばちょっとだけ話がはずむかもしれません。相手によってはお説教が始まったりして?

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サウジアラビアの自動販売機は…

自動販売機でジュースを買う時、男性の場合、手順はこれだけ。
「1リヤル挿入してください。飲み物を選んでください」

女性の場合はというと…。
「1リヤル挿入してください。それから男性保護者の許可レターを入れてください。レターには会社のスタンプを忘れないように。あとは家族証明書のコピーを2部、社会保障協会の推薦状、男性保護者が確かにあなたと一緒に住んでいる証拠となる自宅の航空写真、乳歯のレントゲン写真、出生証明、バイブルのオリジナルコピー、若い雄鳥の羽を3本、クローブ粉末を2g。以上を入れ終わったら、飲み物がランダムに選ばれ出てきます。なぜならあなたはたかがジュース選びに感情的になりすぎるからです」

……もちろん冗談ですが、笑うに笑えない部分がなきにしもあらず。

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アーイシャは何歳だったのか

サウジアラビア現地新聞に、預言者ムハンマドと6才で婚約し9才で結婚したと伝えられる幼妻アーイシャの実年齢に関する記事が載っていました。9.11テロ以降、欧米諸国のイスラムに対する偏見は顕著になっており、この結婚についても常に好奇の目で見られています。「だからイスラムはうさん臭い」 と話す欧米人に対して、イスラム教徒側も納得いく説明をしてきませんでした。ただし、実際には欧米人の方も預言者批判というより、これにならって公然と児童婚を行う現代のイスラム教徒 (特に湾岸産油国の金持ち) に対する嫌悪感の方が強いのかもしれません。

当時のアラビア半島地域の社会習慣を考えると、56才の男性と9才の少女の結婚は特別奇異なものではありませんでした。また、アラビア半島の過酷な気候に暮らす人々は、ヨーロッパ人よりも身体的成熟が早いと言う学者もいます。この年の差婚については、だいたいいつもこの2点がイスラム側の反論としてあげられていましたが、最近、ハディース (預言者の言行録) で伝えられるアーイシャの年齢が実は間違っているという研究発表があり、注目を集めています。

アーイシャは預言者の盟友であるアブーバクルの娘です。アブーバクルの結婚時期を預言者が最初の啓示を受ける10年前とすれば (←この辺が最新の研究成果?)、彼は28才で妻のウムラウマンと結婚したことになります。2人の最初の子どもは男の子で、続いてアーイシャが生まれました。当時は結婚したらできるだけ早く、そしてたくさん子どもをもうけるのが一般的で、また適確な避妊法もなかった時代です。2人が結婚してせいぜい4年か5年以内にアーイシャが生まれたと結論づけるのは妥当な考えであり、そうするとこれまで言われてきた年齢よりも、アーイシャは10才ほど年上だったと考えられるのです。

当時は出生日も死亡日も記録されませんでしたから、この研究もあくまで推論の範囲内です。しかしこれが正しければアーイシャは19才か20才で結婚したことになるので、これまでイスラム教徒がやや引け目を感じつつ抱いていたモヤモヤも、これですっきり晴れることでしょう。ただし問題もあります。この故事にならって児童婚を絶対的に認めてきたイスラム指導者たちは、はたしてどんな顔をすればいいのでしょう。コーランやハディースはもっと科学的に考証される必要があるのかもしれません。

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2009年1月25日 (日)

インターネット規制強化

サウジアラビアのインターネット規制がまた少し厳しくなりました。今までGoogle検索、Yahoo検索ともにフィルタリング強度は自分で設定できたのですが (フィルタリングしないに設定できた)、先週気がついたらフィルタリングが強で固定され変更できないようになっていました。今はWindows VistaでInternet ExplorerとSafariを使っていますが、両方ともダメです。IEのインターネットオプション設定にあるコンテンツアドバイザも設定ボタンは押せないようになっていました。

これまでインターネット検索する時はかならずフィルタリングなしに設定してやっていたので (数日たつとフィルタリング強に戻ってしまうのでいちいち確認していた)、こうなるとどれだけ有益な情報を逃しているのかと、なんとも憂鬱な気分になってきます。もちろんこれまでも、検索にはひっかかっても実際には開けないサイトがたくさんありましたが、少なくともそういうサイトがあることは分かりました。現在の状況よりはずっとましだったと言えます。百度はまだ大丈夫なので (メジャーでない証拠?)、これからはこちらも併用していこうかと考えています。

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リヤドのマニラ

サウジアラビアには650万人の外国人 (労働者) がいます。その中でフィリピン人ワーカーが占める割合は大きく、リヤドにも数十万人のフィリピン人がいるため、市中心部のバトハ地区はさしずめリトルマニラの様相を呈しています。ショッピングセンターに 「マニラプラザ」 という名がつけられ、フィリピンレストランは10軒以上、フィリピン含め東南アジアの雑貨を扱うお店も無数にあります。

東南アジアのゴチャゴチャした雰囲気は大好きですが、バトハはとにかく車の混雑と路上駐車がひどいので、いざ行くとなったらバンパーをこするくらい気にしない覚悟が必要です。いろいろと品物が安く買えることも知っていますが、結局普段はあえてバトハに行こうという気にはなかなかなりません。今回、図らずもバトハに行くことになったのですが (チケットの手配を第三者に頼んだら代理店がバトハだった)、久しぶりにバトハを歩いてみて、「やっぱり楽しいなぁ」 と感激した次第です。

写真1: マニラプラザ
東南アジア雑貨を扱うスーパー、フィリピン料理の軽食屋、携帯電話、腕時計、電気製品を扱う店が入るショッピングセンター。裏手にはアジアンレストラン、肉屋、魚屋、八百屋 (長ネギ、白菜、ニガウリ、里芋などもある)、服屋などがひしめき合っています。サウジ人より圧倒的にフィリピン人、インド人、パキスタン人の方が多いので、「ここはどこの国?」 と思わず首をかしげてしまいます。

写真2: フィリピンレストラン
これ以外にもまだまだたくさんありますが、さすがに3軒並んでいると圧巻。どの店も繁盛しています。客はほぼフィリピン人。ご飯におかず2品 (トレイを持って並び、10品ほどあるおかずの中から好きなものを指さして選ぶ) とスープがついて15リヤル (390円) が相場。肉まん、シュウマイ、焼き鳥を置いてある店も。

写真3: ピノイスクエア
フィリピンのスーパーマーケット、パン屋、レストランが集まった、ピノイ (フィリピン人) 憩いの場。スーパーで扱う品の大部分は東南アジア (フィリピン、タイなど) のもので、客のほとんどはフィリピン人。日本のスーパーも楽しいですが、こちらも珍しいものがたくさんあって時間を忘れてウロウロしてしまいました。パン屋ではフィリピンの甘いお菓子や肉まんも売っています。フィリピンの若い男女が微妙な距離感を保ちつつブラブラしていて、いい出会いの場じゃないかと思いましたが、どこでムタワ (宗教警察) が見ているか分かりませんし、おいそれと話しかけるわけにもいかないんでしょうね。

写真4: 本日の収穫
フィリピン風えびせん、ウベ・ホピア (紫イモのおまんじゅう)、ブチ (ゴマ団子)、グダン・ガラム (これはインドネシアのタバコ、お香がわり)、菓子パン10個、肉まん、フィッシュボール、フィリピン製かっぱえびせん。

ウベ・ホピア (Ube Hopia) は紫色のあんこがぎっしり。甘さひかえめでとてもおいしかったです。ブチ (Buchi) は本日一番の収穫。中はカスタード餡で、皮はちゃんとお餅でした。ピノイスーパーでスウィートライス (餅米) も売っていますから確かにあって当然ですが、本当に嬉しい驚きでした。フィリピン製かっぱえびせんはその名も 「Oishi (おいしい)」。日本製のサクサク感とエビの味の濃さには到底かないませんが、これはこれでおいしかったです。

菓子パンはマニラプラザの横で無料配布していたもの。その一角ではイスラムに関する英語のお説教が延々とスピーカーから流されていて、どうやらフィリピン人をイスラムに勧誘する目的でやっているようです (タガログ語の看板あり)。ひげ面のサウジ人のおじさんが大きな段ボール箱から菓子パンを取り出し、道行く人に 「これがイスラムだ、持ってけ!」 と言いながら次々渡していました。あんまり大きな箱だったので中をのぞきに行ったら 「持ってけ!」 と5個押しつけられ、「いや、その…」 とまごまごしていたら 「これも持ってけ!」 とあと5個、持っていた買い物袋に押しこまれてしまいました。これでイスラムに改宗する人っているかな…?

写真5: シオパオ (肉まん)
ピノイスクエアのパン屋で買いました。1個4リヤル (100円)。中身は牛肉を甘辛の味付けでホロホロになるまで煮たものと、ゆで卵半分が入っていました。ちょっと甘いですが思っていたより肉がたくさん入っているし、皮 (パン) の方もなかなかおいしかったです。

写真6: パッタイ
バトハでいろいろフィリピンレストランを見て回って、各店ともどもあまりの盛況ぶり、あまりのフィリピン人100%ぶりにおそれをなして、結局一番こじんまりしていて客もあまりいなかった路地裏のレストランに入りました。しかも並み居るフィリピン料理ではなく、メニューにポツンとひとつ書いてあったタイ料理を選んでしまった弱気な自分です。でも、やっぱりパッタイはおいしい。1皿10リヤル也 (260円)。

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2009年1月24日 (土)

ご馳走カレー

サウジアラビアで食べるカレーは、インド人がインド人のために作る本場のカレーです。普段はオレイヤロード沿いにあるマラズレストランという大衆食堂でばかり食べていて、1人で行く時はもっぱら7リヤル (180円) の定食 (ご飯にミートカレー1種と野菜カレー3種がついている、ご飯と野菜カレーはおかわり可能)、数人で行く時は単品カレーを何種類か頼んでも1人あたりせいぜい15リヤル (390円) ですみます。インド、パキスタンのタクシー運転手でいつも大繁盛していますが、なるほどこの値段では文句のつけようがない見事な味です。

そんなわけでマラズレストランには大いに満足していましたが、ある日ふと高級インド料理屋に行ってみたくなりました。マラズではもう決まったものしか食べなくなっていたし、初期の頃のように本当においしいと思って食べることもなくなっていました。何か壁のようなものにぶつかっていて、あんなに好きだったインドカレーへの情熱が冷めつつあることに妙なあせりを感じていました。「もう一度インドカレーの素晴らしさを味わいたい」 大げさに言えばそう思ったわけです。目指すは「アヴァドゥ (Avadh) レストラン」。ガイドブックによれば、リヤド在住インド人おすすめの高級店だそうです。

夜、ライトアップされたレストランの店構えはなかなかの高級感。広い店内は噴水が流れていたりして、高そうな感じがひしひしと伝わってきました。メニューを見ると、なるほど高い。肉のカレーは全部56リヤル (1450円) だし、スープからして16リヤル。「スープがマラズの定食2食分」 などという計算が一瞬頭をよぎりましたが、逆に、この値段で一体どんなカレーが出てくるんだろうと期待も一気に高まりました。

メインはやはりマトンにして、いくつもある中から一番のおすすめを店員に聞き、素直にそれを注文しました。あとはレンティルスープ、パンの盛り合わせ (ナン、チャパティ、パラタ)、ニンジンのデザートと紅茶。本当はもう1品野菜カレーを頼もうと思ったのですが、ここで店員がキッパリと注文を繰り返してきたので、「あぁ、もう終わりなんだ」 と悟り、無言でメニューを返すしかありませんでした。ちょっと雰囲気に飲まれた?

やけにクローブが効いたレンティルスープを食べ終わり、なかなか出てこないメインディッシュのブナ・マトンを待っている時間はとても長く感じました。いや、実際長かったです。カレーなんてチャッチャッと作れるようなイメージがあったので、「高級店はずいぶんもったいぶるなぁ」 などと思いつつじっと待っていたのですが、ようやく運ばれてきたそれは、まるで予想だにしない料理でした。なんとパイ包みです。もちろん初めて見ました。これなら時間もかかろうというものです。

思わず動きが止まってしまったこちらを横目に、店員がさっさとパイを開けようとしたので、「ちょ、ちょっと待って、写真を…」 と言いながらあわててカメラを取り出しました。写真を撮るのは少し恥ずかしかったのですが、店員の方は 「ふむふむ」 と満足そうにうなずいていたと思います。写真を撮った後は店員がおもむろにパイ皮を開き、中から肉とたっぷりのカレーをお皿に取り分けてくれました。こう見るとまるで洋食ですね。でも、立ちこめるスパイスの香りの向こうには、確かにインド悠久の大地が見え隠れしていました (←言い過ぎ)。

カレーそのものはコルマ (ヨーグルト、生クリーム、ナッツのペーストがベース) の味に似ていました。しかし色はもう少し茶色。ブナ (Bhuna) というのはどうやらタマリンドとトマトが入ったソースを言うようですが、このカレーもやや甘酸っぱくて辛さひかえめ、マイルドですがコクのあるカレーでした。お肉もたくさん入っていて実質2人前の量なので、56リヤルもそう高い値段ではありません。実は甘ったるいコルマ系よりはスパイスの香りがガツンと鼻腔に抜けるマサラ系の方が好きだったりしますが、これは香りと味に奥行きがあってかなり満足度の高いカレーでした。

チャパティがおいしいのにもびっくりしました。これまで灰色でいかにもな感じのチャパティしか食べてこなかったので、この店の白っぽくて甘味のあるチャパティは一緒に出てきたナンよりもおいしいと思いました (もしかして全粒粉じゃないのかな)。紙のように薄いのに焦げ目もついてきちんと焼けていたのも技ありです。カレーのパイ皮も食べようと思ったのですが、それでなくともパンが山盛りだったので、食べたのはほんの一口か二口。でもパイ包みには甘いカレーがしっくり来るのかなと思ったりしました。

単純に値段を考慮して、この味が大衆食堂より5倍も6倍もおいしいかと言われるとそう断言する自信はありませんが、やはりパイ包みという自分にとって未知のスタイルを味あわせてくれたことに感激しました。これがこの店のシェフの思いつきなのかそれとも歴史ある料理手法なのかはわかりませんが、やはり庶民の台所とは一線を画す、まさにご馳走カレーでした。ミルクセーキ風味のニンジンのデザートも、食事のしめにふさわしい穏やかな味で満足満足。ということで、まだまだカレーは奥が深いなぁと思い知らされた食事でした。

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2009年1月23日 (金)

サソリで世界記録

世界で最も多くのサソリを口に入れられる男性、サウジアラビア人マジド・エルマルク氏が、リヤドでメディアの写真撮影に応じました。激しくどうでもいい記事ですが、珍しいサウジアラビア発の世界ニュースなのでちょっとふれてみました。しかしなぜくわえようと思ったの!?

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サウジでトニーローマ

2007年、ドバイに続いて中東の拠点としてリヤドにオープンしたアメリカンスタイルのカジュアルレストラン 「トニーローマ (Tony Roma's)」。世界30ヶ国で190店舗を誇る人気店だそうですが、さて、味の方はどうなのでしょうか。かなり期待しつつ、オレイヤロードにある店に行ってみました。

■トニー・サンプラー/ハーフ (前菜)
オニオン・ローフ、レッドホットバッファローウイング×4 (手羽先)、スピナッチディップの盛り合わせ。迷いましたが、とりあえずハーフサイズを注文。しかし運ばれてきたお皿を見て唖然としました。「これ、ハーフ?」 フィリピン人スタッフに聞くと 「イエッサー!」 と力強いお返事。すかさず 「テイクアウトできますから!」 と言ってきたので、やはり食べきれないお客が多いのかもしれません。フルにしなくて良かった。

名物のオニオン・ローフは3種類のソースで食べ進めればパクパクいけますが、もう少しサクッと揚がっていれば最後までおいしく食べられたかもしれません。手羽先の唐揚げはほとんどタバスコ味。アジアの辛い発酵調味料に慣れた舌だと、タバスコの味はどうも薄っぺらい気がします。酸っぱすぎるし。スピナッチはクリームの方が勝っていてとことんこってり系。いや、それぞれはおいしいんですけど、きっと腹ぺこの高校生ならむさぼるように食べると思うんですけど、いかんせん量が多すぎ。半分食べて味に飽きてきた頃にメインディッシュが出てきたので、残りはテイクアウトすることにしました。

■ビーフ・リブ/4本
ハーフだと少ないかなと思って、ハーフ+1本にしました。計4本。ソースはオリジナルを選択。そして運ばれてきたお皿の上には、かなりの大物がドカッと乗っていました。前菜でけっこうお腹に来ていたのですが、それでも思わず 「うまそー!」 とつぶやいてしまいました。立ちこめる甘酸っぱい匂いに期待しつつ1本目に手を伸ばし、ガブリと一口。「うまい!、けど…、甘~」 味の感想はこの一言につきます。トニーローマ秘伝のオリジナルソースだそうですが、ちゃんとアメリカ本店と同じ味なのかな?。なんと言うか、ケチャップと砂糖と酢を煮詰めたような味で、これはこれでまぁおいしいのですが、なにしろたっぷり塗りすぎです。肉の味がほとんどしません。

そうは言っても、最初の1本はやはりガツガツと食べました。骨に付いたパリパリの膜のようなものがおいしくて、丁寧にこそげ落として食べていたら骨は見事に真っ白に。しかし2本目で早くも躊躇してしまいました。ソースのどぎつい甘酸っぱさに舌はしびれ、脳が 「ここで止めといたら?」 という危険信号を発していました。どうせテイクアウトするなら2本も3本も同じでしたが、店員が笑顔で 「味の方はどうですか?」 と聞いてきた時に、こちらも思わず 「あぁ、最高においしいよ!」 とビシッと答えてしまったものですから、ここで手を止めてはいけないような感じになってしまい、ちょっと無理して2本目を食べることにしました。優しさ (あるいは優柔不断) が自分の首を絞めるパターンですね。

結局、前菜もリブも半分はテイクアウトすることになりました。これがいわゆるアメリカンサイズなんでしょうか。ハーフという表示に完全にしてやられました。今回店内で食べられたのはハーフのハーフでほとんどクオーター (4分の1) くらいだし、一緒に出てきた大きなパンと大盛りのトルティーヤチップスにはとても手をつけられませんでした。もしリブがシンプルに塩コショウで焼いたものだったら、あるいは4本全部食べられたかもしれませんが、BBQソースはトニーローマの命ですから、そこを否定してしまうのはダメなんでしょうね。肉 (オージービーフ) 自体はおいしいと思ったので、今度はステーキに挑戦してみようかなんて考えています。

ちなみに家に持ち帰った料理はソースの匂いが鼻についてもうまったく食べる気が起きなかったのですが、半額 (1500円) 捨てるのはもったいないと、かな~り無理してその日のうちに食べました。翌日は一日中胸がムカムカして、気道が狭くなるような息苦しさもありました。よほど添加物が多かったのかも。結論、「一口目はおいしい」。

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2009年1月22日 (木)

戦闘機日和

今日の午前中はダウンタウンのバトハ地区をブラブラ歩いていたのですが (木金が週末休み)、突然爆音が轟き渡り、3機の編隊を組んだF-15 イーグル戦闘機が頭上をカッ飛んでいきました。 すごく低空飛行だったので機体がはっきりとわかり、周りの人たちも 「なんだなんだ」 とばかりにざわついていました

しばらくすると、また3機のイーグルが爆音とともに現れ、さらに5分ほどしてまた3機。中には1機で飛んでいくのもあったので、結局その場にいた20分ほどの間に10機以上のイーグルを見ました。珍しいこともあるものだと思いながら車でバトハを後にしましたが、家に戻る途中も1機で飛んでいる戦闘機を3回くらい見ました。

何か緊急事態があったのでしょうか!?

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師曰わく

サウジアラビアのグランドムフティ (イスラム最高指導者) アブドゥルアジズ・アルシェイク師の最近の発言。

「女性は男性に従属するものであり、女性の天分からほど遠い事柄には関与させるべきではない」
(ランジェリーショップでの女性の就業について世論が割れていることへの談話、直接この件を差しているのではないという意見も)

「10才か12才の少女も結婚はできる。彼女たちが若すぎると言う人は間違っているし、それは彼女たちを不公平に扱っていることになる」
(父親によって8才の娘が47才の知人男性と結婚することになり母親が無効の申し立てをしたが女性に異議申し立てをする権利がないため裁判所がそれを却下したことについて、ただし裁判所は男性に対し娘が思春期に達するまで性交渉はしないよう約束させた)

「シャリーア (イスラム法) が女性に不公平をもたらしてこなかったことを、我々はもっと知るべきだ」
(児童婚に関するマスコミのインタビューに答えて)

………児童婚については、預言者ムハンマドとアーイシャのことがあるからそれを否定するわけにはいかないというのが大前提なんでしょうが、これを都合良く解釈してお金で少女を買うような輩がいるから問題になるんですね。自分が預言者と同じ行為をするだけの価値がある人間なのか今一度よく考えよ、くらいのコメントを出せばいいのに。

ちなみに昨年は違う宗教指導者が、「女性が両目を見せると魅力的過ぎて男性に混乱を引き起こしかねないから、外出する時は片目を隠しなさい」 というファトワ (イスラム的な公式見解) を出しました。もう何が何だか…。

■アーイシャについてのリンク
*アラブ・イスラーム学院
*ウィキペディア

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2009年1月21日 (水)

オバマ大統領就任

昨日の夜はCNNでオバマ大統領の就任演説を聞いていましたが、予想外に強い調子でテロリストとイスラム国家 (ムスリム世界) に対決姿勢を伝えていたのには正直驚きました。以下、演説から抜粋です。

「私たちは、私たちの生き方を謝罪しないし、それを守っていくことを躊躇しない。テロで無垢の市民を殺害し、自らの目的を進めようとする者たちよ、今ここに私たちは宣言する。私たちの魂はあなたのそれよりも強靱であり、決して壊すことはできない。そしてあなたたちは私たちより長生きすることはできない。私たちが打ち負かすからだ」

「イスラム世界の人たちよ、私たちは互いに関心を持ち尊敬し合うことを基盤にして、新しい道に前進していくことを求める。紛争の種をまき、自分たちの社会の問題を西洋の責任にしようとする世界中のリーダーたちよ、あなたたちの国民は、あなたたちが破壊したものではなく、築き上げたことを基にあなたたちを裁くのだということを知れ。腐敗や欺瞞、さらには反対する者を黙らせることによって権力にしがみつく者たちよ、あなたたちは歴史の誤った側にいることを知れ。もしあなたたちがその握ったこぶしを開きたいのなら、私たちは手を差しのべる」

……なんだかがっかり。「We will not apologize...」 と始まった時は思わず 「え?」 と耳を疑ってしまいました。イスラム世界からは、これで一気に期待感がなくなったんじゃないでしょうか。アメリカ大統領が世界のリーダーだとは誰も思っていないし (アメリカ人以外は)、それどころかイスラム世界に紛争の種をまき続けているのは他ならぬアメリカです。自分だけは常に正しい側にいると思うのは、もうほとんど病気ですね。

しかしブッシュに対するブーイングはおかしいのを通り越して寒々しいものがありました。選んだのは国民であるあなたがたでしょ、と言いたいところです。しかも再選までさせて。最後くらいはきれいに終わらせてあげればいいのに。オバマとクリントンの戦いからそうでしたが、ここまで国民が政治に熱狂する姿というのは、まだまだアメリカも途上国なんだなと思わざるを得ません。途上国という言い方が悪ければ "若い国"。国民は他力本願だし、政府にも騎士道精神がありません。

とりあえずオバマの演説は 「強いアメリカ」 あるいは 「一人勝ちのアメリカ」 を信じる国民に対するリップサービスととらえて、真意は別のところにあると信じたいと思います。

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2009年1月20日 (火)

モロッコ料理③ デザート

普段食べているアラブ料理でもクナーファやオムアリーなどおいしいデザートはいろいろありますが、リヤドのモロッコ料理レストラン 「マラケシュ」 で食べたあちら風のデザートを2品紹介します。

■シェバキヤ (Shebakiya)
デザート盛り合わせの真ん中にある茶色いクネクネしたお菓子。アラビア語を忠実に発音するとシャバキーヤ。「網状の」 という意味の通りのクネクネした形です。ゴマの香ばしさとハチミツの濃厚な甘い香りに加え、爽やかな花の芳香が感じられました。柔らかめのかりんとうといった食感でかなり甘いのですが、香りが良いので 「これ何の匂いだっけ?」 と考えつつ食べていたらあっという間に3個なくなってしまいました。

しかしさすがにこのデザート盛り合わせはお店では食べきれず、シェバキヤの他に2、3個食べた他は包んでもらいテイクアウトしました。ナッツの粉を砂糖で練ったようなものが多く、甘かったですが渋茶と一緒においしくいただきました。甘い粉を固めたようなお菓子はアラブでは一般的ですが、ここのものはひと手間かけてそれを別の生地で包んでいるので、リヤドの極めて乾燥した状態でも中身のしっとり感が損なわれていませんでした。

■ムハンシャ (M'hansha/M'hanncha)
モロッコ方言でヘビの意味 (アラビア語では他にもサアバーン、ハイヤ、アフアー、ハナシュ)。形を見れば一目瞭然ですね。お店で食べた時は中身はココナッツかなと思いましたが、家に戻ってネットで調べてみたら、アーモンドの粉を砂糖や香辛料と一緒に練ったものだそうです。細長いヒモ状で外はパイ生地。蚊取り線香のように巻いて油で揚げた後、ハチミツにひたしてアーモンドをふりかければ出来上がり。これにもやはり花の香りが効いていました。

食感はネットリして重たいしかなり甘いのですが、アーモンドとハチミツと花の香りにつられて一気に半分まで食べてしまいました。結局そこでギブアップしましたが。

■ミントティー
アラブ料理屋ではよくミントティーを飲みますが、紅茶にミントの葉っぱが2、3枚入っているのが普通です。ところがこの店で飲んだものは緑茶がベースで、お茶の色も黄味がかっていました。ミントが主張しすぎず、とても穏やかな味。料理もそうですが、このひかえめな感じがいいですね。お茶を入れる時はできるだけ高い位置からカップに注ぐのがモロッコ流だそうです。この店の場合、カップを左手で持ち、右手のティーポットからお茶を注ぎ始めたら徐々にカップを下げつつポットの方は高く上げていき、最後は1メートルくらいの落差ができるくらいにして注いでくれました。泡だったところがおいしかったです。

■フラワーウォーター
後日、気になってスーパーに行きまずローズウォーターを手に取ってクンクンしてみると、あの時嗅いだシェバキヤの匂いとはちょっと違う感じ (フタ越しなのでよくわからない)。隣にあったオレンジブロッサムウォーターと、せっかくなんで初めて見た Kewra ウォーターと合わせて3本買ってきてあらためて匂いをくらべてみたところ、やはりオレンジだったろうという結論になりました。

一番安いの (どれも1本130円/レバノン製) を買ってきたせいかあまり上等な匂いはしませんが、寝る前に枕元にまいたりしています。ローズウォーターはアラブではおなじみ。日本でも薔薇ガムなんてのがありましたが、あの匂いです。オレンジブロッサムウォーターはその名の通りオレンジの実ではなく花の方の香り。Kewra (Pandanus) ウォーターは何日か前に食べたインド料理屋のデザートもこんな匂いでした。お香に少しフルーティーな酸味を加えた感じで、バンコクのお寺を思い出しました。

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2009年1月19日 (月)

1人の女性<2頭のヒツジ

最近サウジアラビアで出されたあるふたつの判決が、サウジ人のため息をさそっています。

事件①
被告:男性2名
罪状:ヒツジ2頭を窃盗
判決:禁固3年、鞭打ち1000回

事件②
被告:夫
罪状:妻を殴り続け呼吸困難で死亡させた
判決:禁固2年、鞭打ち200回

計画的犯行 (ヒツジ泥棒) と傷害致死 (最初から妻を殺す意図はなかった?) という差はあるかもしれませんが、シャリーア (イスラム法) では1人の女性の命を奪うことよりヒツジ2頭を盗むことの方が重罪なのでしょうか (ヒツジがどうなったかは不明)。さすがにこれを知ったサウジ人はみんな首をかしげています。というかヒツジ泥棒の罰厳しすぎだな。

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モロッコ料理②

リヤドのモロッコ料理レストラン、マラケシュにて。

■バスティーラ (Bastilla/Pastilla)
ハトや鶏の肉をタマネギ、卵、アーモンドなどと一緒にワルカ (紙のように薄いパイ生地) で包んで焼いたパイ。粉砂糖とシナモンをふりかけて食べるものが有名だそうで、メニューにもハトのバスティーラの写真にはそんな感じの模様が写っていましたが、気分的にシーフードのバスティーラをチョイス。残念ながら見た目はのっぺらぼうの大きなおまんじゅうという感じでしたが、逆にどことなくユーモラスで、ナイフを入れるのが忍びなかったです。

ひとしきり眺めた後、エイヤッと真ん中にナイフを入れると、パリパリッという小気味よい音が小さく響きました。中にはエビとイカと春雨がぎっしり詰め込まれていて、切った途端濃厚なシーフードの香りがフワッと立ち上ってきました。このところ連日アラブ料理を食べていてやや食傷気味でしたが、この香りに俄然食欲が出てきました。見た目はもっさりしていますが、油っこいという感じもなくペロリと食べてしまいました。

■タージン (Tajine)
前回のハムール (白身魚) に続いて、この時はコフタ (ラムの肉団子) のタージンを食べました。トマトソースで煮込んだコフタはまた格別で、塩味も濃いめだったので一緒に出された白いご飯があっという間になくなっていきました。実はテーブルに運ばれてきてフタをとった瞬間はグツグツ煮えていたのですが、フタを元に戻してとりあえずバスティーラから食べていたら、すっかり湯気もなくなってしまいました。写真で見る限りいまいちおいしさが伝わらなくて残念です。

マラケシュレストランには普通のグリルメニューもあってまだまだ楽しめそうですが、スープ、メイン、デザート、お茶を頼むと100リヤル (2600円) 以上になってしまいます。「ブハーリーライス10食分かぁ…」 などとつい貧乏性が頭をもたげてくる自分が悲しくなってきました。モロッコで食べたらクスクスなんてもっと安いんでしょうけどねぇ。

実はその昔カサブランカに旅行したことがあるのですが、料理の値段どころか何を食べたかすら忘れてしまいました。物乞いの女の子に 「チノ、アン・ディルハム」 と言われたことは憶えているのですが。ガイドブックも持たず、どこに何を見に行ったのかもさっぱり。3枚目の写真はどこかの路地をブラブラしたときのものです。

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2009年1月18日 (日)

モロッコ料理①

モロッコ料理については以前こちらに嫌なことを書いていますが、その時の料理がたまたまトラウマになるくらいすごかっただけで、モロッコ料理は本来、レバノン料理やトルコ料理とともに、中東を代表する料理としてつとに有名です。今回サウジに戻ってきて、リヤドのキングファハドロードを走るたびに「マラケシュ (Marrakech)」 というレストランの大きなアラビア語の看板が目に入ってくるのでその存在はずっと気になっていたのですが、ようやく重い腰を上げて行ってきました。もちろん当時食べたのとは別のレストランです。

マラケシュの店内はやや薄暗く、アラブっぽい調度品や壁にかけられたアラベスク模様のタイルなどでシックに装飾されています。ビルのエレベーターで3階に行き、扉が開くと目の前にレストランの入り口が現れるということもあり、なんとなく隠れ家的な雰囲気がただよっています。外から遮断されているので、サラー (礼拝) タイムもあまり関係なさそうでした。

■ハリーラ (豆のスープ)
トマトベースのもったりとしたスープ。ラム肉が少し入っています。スパイスはコリアンダーなどを使っているようですが、ハーブの香りはあまりしませんでした。良く言えばくせがなく誰でも食べられるやさしい味、悪く言えばパンチに欠ける感じ。好きな味ですが、少し塩コショウを入れて食べました。塩コショウ入れがタージン (後述) を模したかわいい陶器だったので、ぜひ使いたかったということもあって。

■クスクス (ラム肉が載ったもの)
「クスクス(Couscousあるいはkuskus)は、硬質小麦の一種であるデュラム小麦の粗挽粉に水を含ませ、調理後の大きさが1mm大の小さな粒になるように丸めてそぼろ状に調整したものである。語源はマグリブ・アラブ語の kuskusu であるが、これはベルベル語の seksu (「良く丸められたもの」という意味) が元になっている。米国では通常パスタの一種として認識されているが、日本を含め他の多くの国では米やコーン、豆などの穀粒と同じように扱われることが多い。飯状に炊いたり蒸したりしたものが肉料理や野菜スープと一緒に供され、これがクスクス料理である。マグリブ地域の主食。 (Wikipediaより)

ということで、おそらくモロッコ料理で一番有名なのがクスクスではないでしょうか。上の説明のようにクスクスはご飯とほぼ同義語なので、クスクスの上に何をかけるかによっていろいろなバリエーションができます。マラケシュレストランのメニューにもラム、チキン、野菜など何種類かありました。いろいろ迷った末にラムを選択。昔食べたクスクスよりはそれなりに味がついていておいしかったですが、シンプルというか素材の持ち味を活かすというか、やはりかなりの薄味。肉、野菜ともにごく少量の塩で茹でただけのようでした。ハーブもほとんど入れてなさそう。

正直、ラムはもうちょっと塩気がほしいと思いましたが、逆に茹で野菜 (キャベツ、ニンジン、ズッキーニ、カブ、カボチャもしくはサツマイモ) の方は野菜そのものの甘味が感じられておいしかったです。この野菜の多さは嬉しい誤算でした。レバノン料理とは趣がガラリと異なりますね。ただ、クスクスはボソボソしがちな食べ物なので、おかずの方はもっとジューシーなものがいいと思いました。これはあらかじめ予想していて、もう一品そんな感じの品 (タージン) を頼みました。

■タージン (土鍋焼き)
エジプト料理でいうターゲンと同じものです (エジプトではJ音をG音で発音する)。ただしモロッコの方は土鍋のフタも含めてタージンのようで、必ず三角にとがったフタをしてテーブルに運ばれ、客の目の前でフタが開けられます。フタを開けた時に料理がグツグツ煮立っている様は、本当に食欲をそそります。今回はクスクスがラムなのでハムール (クエのような白身の高級魚) のタージンにしました。メニューにはラムのタージン8種、シーフードタージン2種、チキンタージン4種がありました。

ハムールとトマトソースの相性は言うまでもなく最高で、やや酸味が強いソースにパプリカとオリーブの風味がマッチしていました。大きめのニンジンとジャガイモはほくほくして甘味が強かったです。あまったソースはクスクスにかけていただきました。トマトソースで食べるクスクスは殊の外おいしく、これが 「世界最小のパスタ」 ということを思い出したりしました。

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2009年1月17日 (土)

サウジで離婚が増えている

サウジアラビアにおける2008年の離婚件数は2万4428件で、2007年より5663件増えていることが司法省により発表されました。1ヶ月当たりの婚姻件数9480件に対して、離婚は1980件 (計算が合いませんが新聞発表はこの数字) に上ります。一番離婚が多いのは首都のリヤドで7085件、次いでマッカの5749件です。

原因は、宗教的価値感の欠落、低所得、結婚したカップルの個人的生活に対する親戚の干渉、衛星放送番組による悪影響などを専門家は指摘しています。サウジアラビアは良くも悪くも大家族主義ですから、今どきの若者にはちょっと煙たいのかもしれません。

10年前のデータでサウジアラビアの離婚率 (1000人あたりの離婚件数) は0.79人でしたが (下図参照)、現在は1.35人 (離婚24,428件/人口18,151,000人) ですから相当な上昇率です。女性に離婚を主張する権利はほとんどありませんから、特に男性側の忍耐力が落ちてきたということなのでしょうか。

自由恋愛とは言いませんが、せめて婚約期間中のデートを合法化すれば、家族のことも含めてもう少しお互いを知ることができるでしょうから、不幸な結婚が多少は減るかもしれません。それにしても 「デートを合法化」って自分で書いててなんだか…。

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サウジアラビアの水代

日本からこちらに来る人の中には、「サウジは水よりもガソリンの方が安いんでしょ!?」 などと聞いてくる人もいます。ボトルに詰められたミネラルウォーターなら確かにそうなのですが、ふた昔前のように水道水が汚くて飲めなかった時代とは違って今は普通に水道水で料理もできますし、やはり比較すべきは水道水の方でしょう。そうすると、残念ながらガソリンより安いということはなくて、むしろ水道料金の異常なまでの安さが際だっています。現在のそれぞれの価格はというと…。

ガソリン1L=0.45リヤル/12円 (レギュラー)
ボトル水500cc=1リヤル/26円 (通常500ccか1.5L)
水道代1トン=0.1リヤル/2.6円 (3ヶ月100トンまで)

サウジアラビアは水道のため海水を淡水化しています。生産コストがどれくらいか知りませんが、この値段で国民に提供しているのはさすが石油王国といったところでしょうか。日本人は、1人あたり1日300リットルの水を使用すると言われています。月にして9トン。5人家族なら45トンで、もしサウジなら水道代は4.5リヤル (117円) です。安い…。なお、水道料金の徴収は3ヶ月ごとに行われ、この間に100トンを越すと、単価がトンあたり0.15リヤル (4円) に上がります。

そんなサウジアラビアですが、このほど水・電力省から、「低所得者層をのぞくある一定のグループ」 に対する水道料金の値上げが発表されました。時期はまだ未定だそうですが、これまで1トン=0.1リヤルのところ、一気に50倍の5リヤル (130円) にするというものです。これは国民に節水意識を持たせることと、もうひとつはジェッダにある海水淡水化公社を民営化するための布石だそうです。水道代が高くなり淡水化が儲かる商売になれば、その分民間の投資が期待できるということなのでしょう。確かに、今までが安すぎたんですね。

ここ数年の紅海沿岸都市の急激な人口増加による深刻な水不足を解決するため、サウジ政府はこれまでにジェッダの既存淡水化施設を拡張したり、紅海岸に新たな淡水化プラントを建設する計画を発表しています。また、首都リヤドの国営水道会社もサービスの向上に努めるべくカスタマーサービスセンターや訓練センターをオープンするなど、着々と民営化 (というより独立採算化) に向けて動き出しているようです。

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2009年1月16日 (金)

シャワルマ食べくらべ

レシピがシンプルで、だいたいどの店で食べてもそれなりにおいしいシャワルマですが、今まで違う店のものを同時に食べくらべたことはなかったので、いい機会と思ってチャレンジしてみました。

■チキンシャワルマ
1枚目の写真向かって左から、①シャワルマ・キングダム (家の近所の店)、②アッサラヤ (よく行くトルコ料理屋)、③ヤマール・アッシャーム (昔通っていた店)。どれも基本は鶏肉、フライドポテト、ピクルスをマヨネーズと一緒にホブズ (パン) で巻くスタイル。

①シャワルマ・キングダム (3リヤル=78円)
肉のカットが小さめ。肉の味付けは塩コショウ。肉だけつまんで食べるとやや物足りない。全体を食べた時、マヨネーズが多めなのでボソボソ感はない。シンプルだが全体のバランスが良い。マヨネーズの代わりにケチャップも指定できるが、はっきり言っておいしくない。

②アッサラヤ (3リヤル=78円)
この店のシャワルマは初めて食べました。肉のカットが大きめかつ多め。肉の味付けは塩コショウ。肉だけつまんで食べてもボリューム感があり肉本来の旨味が味わえる。マヨネーズは少なめで全体を食べると肉の存在感がはっきりしている。作りたての熱いうちに食べればボソボソ感はない。

③ヤマール・アッシャーム (4リヤル=104円)
肉のカットは中くらい。アッサラヤより焦げ肉が少なくジューシー (どんどん売れていくのでじっくり焦げるほど焼く時間がないのかも)。肉だけつまんで食べるとシコシコしていてとてもおいしい。肉の味付けは塩コショウ+スパイス (コリアンダーとかその辺りの感じ)。このスパイスの香りが 「本物」 を思わせる。ガーリックマヨネーズが効いていて、全体を食べると濃厚で奥深い味。

■ミートシャワルマ (ラム)
2枚目の写真向かって左から、①アッサラヤ、②ヤマール・アッシャーム。レシピは店によってまちまちな感じ。

①アッサラヤ (3リヤル=78円)
肉のカットが大きめ。肉の味付けは塩コショウ。フライドポテト、ピクルス、マヨネーズが入る。肉本来の旨味が味わえるとも言えるが、あまりにもストレートに肉なので、臭いも含めて自分には正直つらかった。マヨネーズも少なめで、全体を食べるとかなりボソボソした感じ。冷えてしまうとさらに厳しい。

②ヤマール・アッシャーム (4リヤル=104円)
肉のカットは小さめかつ多め。肉の味付けは塩コショウ。バクドゥーニス (イタリアンパセリ) とタヒーナ (ゴマペースト) がたっぷり。トマト一切れにピクルスも多めなので全体を食べるとジューシーさが際だつ。チキンシャワルマとは完全にレシピが違う。ラム肉専用に考え出されたレシピに好感が持てる。おいしい。

ということでチキン、ミートともに、やはりヤマール・アッシャームに一日の長があるという結果になりました。味については各人の好みですが。昔はチキンシャワルマ一本やりでしたが、今回ミートが思いの外おいしいということに気付きました。どの店もチキンの方が圧倒的に販売量は多いですが (キングダムもミートはやっていない)、また少しシャワルマ屋に通っておいしいミートシャワルマをさがしてみようかな。

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2009年1月15日 (木)

黄昏のシャワルマ

リヤドにシャワルマ屋は数あれど、当時はヤマール・アッシャーム (Ya Mal Assham) がもっともおいしい店だろうと思っていました。サウジ人に 「そうだよね?」 と聞くと、みんな大体 「そうそう!」 と言ってくれたし。そして再びのリヤド生活。地域の開発とともに当時通っていたお気に入りのレストランはその多くがなくなっていて、ヤマール・アッシャームもそんなもののひとつでした。

この1年、シャワルマはもっぱら家の近所で買っていますが、特に疑問も持たず、十分おいしいと思って食べています。ただ、時々ヤマール・アッシャームのシャワルマを思い出すこともありました。今食べているものとどう味が違うかはうまく言えませんが、とにかく昔食べていたシャワルマはもっともっとおいしかったような気がします。

ある日、サウジ人の旧友と会った時、10年たってリヤドもずいぶん変わったという話題になりました。その中で彼は、町も人も変わったけれど、シャワルマのように町で食べる食べ物の味が変わった、昔の方がおいしかったとしみじみ言っていました。なんとなく自分もそんな風に考えていていたので、「やっぱりそうだよねぇ」 と深くうなずいてしまいました。

その後もずっとシャワルマは家の近所で買っていたのですが、先週、オレイヤ通りを走っていた時、アカリヤ交差点のすぐ先に巨大なヤマール・アッシャームの看板を見つけてハッとしました。何度か通っている道なので今まで気がつかなかったのが不思議なくらいですが、当時の小さな店とくらべたらとんでもなく大きく、そしてお洒落な外観だったので、意識に入ってこなかったようです。

数日後、そこが当時の店 (の発展型) なのかはわかりませんでしたが、とりあえず行ってみることにしました。近くの路上に車を止めて店に入ると、外観も大きいですが店内もかなり広めで20m×20mくらいありました。シャワルマ屋というよりはアラビックのファストフードを手広く扱うお店で、テイクアウトもそうですが店内のテーブルで食べている人もたくさんいます。若者が多いし学食のような雰囲気でした。

レジでメニューを見るとサンドイッチ系のものだけでもかなりの数で、レバー、タン (舌)、ブレイン (脳) など個人的にそそるものがたくさんあります。いろいろ迷ってシャワルマのチキンとミート (ラム)、それにレバーサンドイッチを頼みました。どれもひとつ4リヤル (104円)。残念ながらタンとブレインはありませんでした。もっと人が混みそうな夜の時間帯にくればあるのかな。

シャワルマとそれ以外のサンドイッチはレジを挟んで調理場が左右に分かれています。レジでお金を払ってレシートをもらったらそれぞれの場所に行き、レシートを渡すと注文品を作って渡してくれるというシステム。久しぶりのヤマール・アッシャームのシャワルマは、値段が1リヤルアップしてるわりにサイズダウンしていることと、前は筒状にきちっと丸められていたものが三角っぽくふわっと巻かれていることに多少の違和感を感じましたが (やっぱり違う店?)、なかなかおいしくいただきました。

微妙に残念感はありつつも、家の近所のシャワルマ屋よりはやっぱりおいしいかなと思ったりしたわけですが、当時の強烈なイメージ、味もそうですがどでかいチキンシャワルマが堂々と3つも並んでいた店内 (1枚目の写真) の、シャワルマにかける意気込みがひしひしと伝わってきたあの頃の熱気のようなものがほとんど感じられず、一抹の寂しさを感じたことも事実です。

古き良き時代は過ぎ去ってしまったのかと思う反面、変わったのは自分の方かな、などと妙に黄昏れてしまいました。

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2009年1月14日 (水)

サウジアラビア料理/マンディー

カブサと同じくサウジアラビアの代表的な料理であるマンディー。以前、砂漠のテントで友人に作ってもらったマンディー (鶏) は次のようなものです。密閉した釜の中で炭火で蒸し焼きにした肉をご飯にのせて出すのが正しいマンディーのようですが、地面に穴を掘って釜にすることや肉汁でご飯を炊くことが絶対条件なのかどうかはわかりません。

①半分に切ったドラム缶を地面にうめる (常設)。
②ドラム缶の底で火をおこし、炭火にする。
③大きな盆に洗った米をしきつめ、中に置く。
④丸鶏にスパイスと塩コショウをまぶす。
⑤お米の上に丸鶏をつるす (写真参照)。
⑥ドラム缶にフタをして、土をかけうめる。
⑦3~4時間したらフタを開け中から取り出す。

鶏から脂と水分がポタポタ落ちるので、お米を炊くための水はほんのわずかでいいそうです。この時もそうだと言っていましたが、芯も残らずおいしく炊きあがりました。下手な人はつい水をたくさん入れすぎて、ご飯がベチャベチャになってしまうのだとか。この時は鶏でしたが、パーティーで出されるのはやはりヒツジが多いです。焼き上がった肉はいぶされていてとても香ばしく、カブサの茹で肉よりずっとジューシーな仕上がりになります (もちろんうまく調理すればですが)。カブサはジューシーというよりトロトロの食感。

この時も友人は4時間近くかけてじっくりと調理してくれたのですが (実際には彼が雇っているインド人)、本式にやろうとしたら個人ではなかなか大変です。ベドウィン伝統の由緒正しい料理ではありますが、現代の家庭料理とは言い難いかもしれません。しかしこのスモーキーな味わいはサウジ人の味覚をしっかりととらえており、あいかわらずパーティーではカブサとともに威風堂々、メインディッシュの地位を保っています。

そんなわけで、家の近所にあって前々から気になっていたマンディー屋に行って、マンディーをテイクアウトしてきました。レジで 「アボガー・マンディー・サファリー (マンディーください、テイクアウトで)」 と伝えると、まずラハム (ミート=ヒツジ) かダジャージュ (チキン) か聞かれ、続いて「カム? (いくつ?)」 と聞かれました。「ワーヘド (ひとつ)」 と伝えると、すかさず 「アルバイーン (40リヤル=1040円)」 と言われたので、びっくりして思わず聞き返してしまいました。

普段食べているブハーリーライスはハーフチキンをつけても11リヤル (290円) です。マンディーは格式の高さが違いますから多少は高いとは思っていましたが、予想よりずっと高かったです。家に帰ってきて包みを開けてみると、肉はそれほどたくさんとは言えませんが、まぁ、一人分としては十分な量です。驚いたのはご飯の量。どう考えても食べきれる量ではありません。客人が食べきれないほどのご飯を出すという、ベドウィンの伝統にのっとっているのでしょうか。

ご飯は肉のスープで炊いたものでしょう。噛めば噛むほど旨味が口に広がります。肉の方はスモークの香りが効いていて、きちんと作られているなという印象。適度な塩味がついたジューシーな肉は、柔らかくて最高の仕上がりでした。お米もバスマティライスの香り立つ一級品。肉は生後ほんの数ヶ月の子ヒツジ (肋骨がか細かった) で臭みがなく、脂がさっぱりしていて甘い。レバーとモツも入っていたし、40リヤルの価値は十分にあったと思います。ブハーリーとは見た目があまり変わりませんけど、やっぱりおいしいな、マンディー。しかしご飯はかなり残してしまいました。

写真1: テイクアウトしてきたマンディー
写真2: 昔作ってもらった鶏のマンディー
写真3: ヒツジ1頭で作られたマンディー

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2009年1月13日 (火)

レバノン料理

アラビア半島の人々にとって、レバノン、シリア、ヨルダンは料理がおいしい国として認知されています。この3ヶ国の料理はおおよそ共通していて、チーズ、オリーブ、野菜、ヨーグルト、レモン、ゴマ、ハーブ類を使った前菜が充実しているのが特徴です。いわゆるアラブ料理といえば、基本的にはレバノン料理のことをさしているように思います。サウジアラビアのホテルでアラビアンビュッフェを食べる時にどこの国の料理かたずねると、いつもレバノンだと言われますし。そんなわけで、いつも漠然とアラブ料理だと思って食べているものではなく、レバノン料理、つまりレバノンにしかない料理を食べたいと思って、リヤドのオルーバロードにあるレストラン 「バールベック」 に行きました。

これまで何度もシェラトンやメリディアンなど高級ホテルでおいしいアラブ料理 (レバノン料理) を食べていますが、たとえばエジプトのハト料理やサウジアラビアのカブサのように、際だって特徴のあるレバノンオリジナルの料理にはお目にかかったことがありません。実はバールベックにも特別なレバノン料理があるかどうか情報があって行ったわけではなく、ガイドブックにレバノン料理とわざわざ書いてあったことと古くからあるお店なので、もしかしたらと期待を抱いて行ったわけです。どちらかというとバールベックという名前だけで決めたところも。アラビア語以前の神話の匂いを感じさせる品の良い響きがグー。

瀟洒な外観を持つバールベックの店内はいたってシンプル。テーブルが少なく店員も二人だけだったのでいきなり不安になりましたが、案の定、メニューをもらって見てみるとそもそも料理がかなり少なめでした。前菜も15品くらいしかありませんし、メインディッシュも選ぶのに迷う必要がないほどオーソドックスなラインナップです。もちろんどれも食べたことがある料理ばかりでした。アラブ料理、つまりレバノン料理は前菜が命です。この日はもともとメインディッシュには期待していなくて、何か珍しい前菜が食べられればいいなと思っていました。ヨルダンで食べた小鳥の丸揚げ、生クッベ、脳みそフライや、サウジで昔食べたヒツジの足首のスープのように、珍しくてしかもおいしいものを。

しばらく悩んだ末、結局頼んだものはレバノン風ソーセージ、シャンクリシュサラダ、ミックスグリルという平凡なものばかり。シャンクリシュはザアタル (直訳はタイムですがいくつか他のハーブを混ぜたものを言う時も) をまぶして保存するヤギのチーズです。シャンクリシュ、オリーブオイル、トマト、タマネギを一緒に混ぜて食べると、酸味がかったチーズの風味とハーブの香りが渾然一体となって、複雑玄妙な味を楽しむことができます。ただ、この味は地中海料理とも共通していますね。きっとフェニキア商人がその昔地中海諸国にこの味を広めたんでしょう。あるいはいろいろな味を各国から持ち帰って、さらに昇華させたのかも。

レバノン料理はアラブ世界に広く浸透しているだけあって、逆に目新しさがなくなっていてその点はちょっと不利だなと思いますが、いつかもっといいお店を見つけてレバノン料理でしか味わえない味に出会ってみたいと思います。バールベックにはもうちょっと頑張ってほしい。ミックスグリルは冷めていた時点で評価に値せず。

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2009年1月12日 (月)

エジプト料理/コシャリ再考

コシャリは代表的なエジプトの庶民料理です。スパゲティー、マカロニ、ご飯の三層構造になっていて、トッピングに炒めタマネギと少量の豆 (ヒヨコ豆か緑豆) をのせ、ニンニクの効いたピリ辛のトマトソースをからめて食べます。値段は50円前後から。

エジプトの職場では、他に選択肢がなくて毎日のようにコシャリを食べていました (→過去記事)。よくあれだけ食べたなぁと今更ながら思いますが、自分にとってコシャリは自身のエジプト生活を象徴する食べ物です。エジプト滞在中は、コシャリの有り様を通してエジプトという国を見ていたような気がします。

【絶望】
コシャリのレシピは思いの外スタンダードが確立されていて、どの店もほぼ同じ味。どこで食べてもまずくはないけれど、とりたてておいしくもありません。エジプト人は、なぜコシャリの具や味を変えようと思わないのでしょう。他店よりおいしいコシャリを作れば確実に儲かるはずなのに、味の改革を試みる者はまったく出てきません。まさに停滞するエジプトを象徴しているのではないでしょうか。

もちろん、明らかに他店より繁盛しているコシャリ屋もあります。そういったお店にも実際に行きましたが、基本形はすべて同じ。それでもやはりおいしいと感じるのは、まず油が新鮮なこと。案外油を多く使う料理なので、油が古いと臭くて一気に食欲が落ちます。炒めタマネギも作り置きしておくと酸化して胸焼けがしますが、その店はひたすら香ばしさが際だっていました。トマトソースもフレッシュ。何よりパスタとご飯がまったく臭くありませんでした。普通の材料を普通に調理すればこうやっておいしいコシャリができあがるのに、そんな当たり前のことを怠っている店がほとんどだということなのでしょう。エジプト社会全体にプロ意識というものが欠如しており、そのひとつの事例がコシャリだと思います。

その人気店のコシャリがおいしかったもうひとつの理由は、砂がまじっていなかったことです。アフリカ随一の大都市カイロは、大気中に砂、埃、NOxなどが大量に浮遊しています。ハムシーン (50日続くという春先の砂嵐) の季節には、家の窓を締め切っていても30分ほどでテーブルにうっすらと砂が降り積もりますから、客の出入りの多いレストランではなおさらです。コシャリは客から見えるように大鍋のフタをとって山盛りにされていますから、回転が悪いと客に出されたコシャリに微細な砂埃が入るのは当然。それが食べている時に口の中でジャリッとなるわけです。これは本当に気分が悪い。コシャリだけでなくシャワルマもモロヘイヤスープも、あらゆる料理に砂が入っていたような気がしますが、当のエジプト人は砂くらいまったく気にしません。こんな細かいこと、いちいち気にしていたらエジプト (カイロ) では生きていけないからです。でもいろいろな意味で、コシャリの砂を気にしない人がエンジニアにはなれないと思います。

【希望】
コシャリはきちんと作ればそれだけでも十分いけます。でも、たとえばトマトソースの代わりにもっと味の違うソースをそろえられれば、他店との差別化、味の向上、リピーターの増加、料金の上乗せがあっという間に実現すると信じています。ミートソース、ビーフシチュー、シーフードの煮込み、チーズソース、カレーソース、アンチョビソース、クリームシチュー、モロヘイヤ、バミヤ (オクラのトマトソース煮込み) などなど、汁っぽいものならなんでも合いそうです。グリーンカレーをかければタイ風、甘辛のすき焼きをかければ和風に早変わり。トリュフとは言わないけれどエジプト名産のカラスミを何切れかのせたら、50円のコシャリが500円で売れるでしょう。もともとコシャリは外国人旅行者にも人気がある料理ですから、毎年数百万人訪れる外国人向けの新しいコシャリを作らない手はありません。パスタの形をかわいいものに変えるのもいいですね。

コシャリという素性の良い料理には、大きなビジネスチャンスが秘められています。それに気付かず、あまりおいしくもないコシャリを文句も言わずもくもくと食べ続けていたエジプト人を、当時はかなりイライラしながら見ていました。新しい時代には、既成概念を打ち破る新しい味の出現が必要なのではないでしょうか。コシャリは十分そのポテンシャルをもっていると思うのですが。

そんなわけで、コシャリに対するいろいろな気持ちを抱きつつ、リヤドのフィシャーウィーレストランで9年ぶりにコシャリを買って食べました。レストランの前に大きく掲げられた、「コシャリ/テイクアウトオンリー」 の旗をウンウンとうなずきながら眺めた後、奥の店員に敬意を表してエジプト方言で 「アーイズ・コシャリ (コシャリください)」 と言って。

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2009年1月11日 (日)

エジプト料理

リヤドのオルーバロードに古くからある Al-Feshawi (フィシャーウィー) というエジプシャン・レストランに行きました。このブログにもさんざんエジプトの嫌な思い出を書いている自分ですが、食べ物についてもエジプトにいた3年間で本当においしいと思ったエジプト料理はゲジラ・シェラトンの 「カバブギー」 で食べたハトのグリルと焼きたてのパンだけで、わざわざエジプト料理を食べようなんて今までは思いもしませんでした。

ただ、サウジの仕事も終わりが近づいてきた今日この頃、今度こそ中東生活は最後かもしれないと思うと、無性にアラブ料理が食べたくなりました。またそう考えると、アラブ料理の中でもエジプト料理って思いの外異彩を放っているかも、などと思えてくるから不思議です。そんなわけで、あらためてエジプト料理の定番を食べておこうと、昔から評判のお店だったフィシャーウィーに行くことに決めました。

①モロヘイヤ
日本でもポピュラーなモロヘイヤ。あえて肉なしを選びました。見た目はスープですが、メニューの上では前菜のくくりです。ニンニクの効いた香ばしい香りと独特のネバネバがおいしくて、食べてる側から元気が出そうなスープです。エジプトで食べると有名店でもたいてい砂がジャリッとしていましたが、ここのはまったく問題なし。最後のひとすくいまでおいしくいただきました。これが当たり前なんだなぁと今更ながらに思いましたけど。

②ハマーム・マハシ
ハマーム (ハト) の中にスパイスで味付けされた麦ご飯を詰めて蒸し焼きにした料理。中にご飯を詰める料理をマハシといって、ズッキーニに詰めたりいろいろなバリエーションがあります。ハトの赤身肉はシコシコした食感で噛めば噛むほどジワッと出てくる肉汁が殊の外おいしく、皮もパリパリでさすが評判のお店と納得の一品。見た目は大きいですが肉はほとんどついていないのでペロリと食べられました。ご飯の方もピリ辛のスパイスが効いていておいしかったです。エジプト以外で食べるエジプト料理はおいしいんですね。

③ターゲン・ファッタ・サーダ
ターゲンは深めの鉢に材料を入れて調理されそのまま出される、壺焼きというか鍋のような料理。エジプトではターゲン専門店やターゲンの屋台もあります。肉やシーフードをトマト、ジャガイモ、タマネギなどと煮込んだターゲンもあれば、オクラやナスなど野菜だけのターゲンもポピュラーです。今回は毛色の違うものが食べたくて、「あれ、これ何だっけ?」 という感じでファッタの肉なしのターゲンというのを注文しました。出てきたものはいわば丼飯で、どうやらファッタとは別ジャンルの食べ物なのですが、とりあえずそのシンプルすぎる見た目よりもずっとおいしかったので良しとしましょう。ファッタはご飯の下に酸っぱいパンを敷くのが決まりのようです。エジプトならアエーシというエジプト人が古来食べ続けている国民的なパン (まずい) を使いますが、さすがにサウジでは普通のホブズでした。

ということで、当然ながら一人には十分すぎる量だったのですが、注文した後エジプト人の店員と次のようなやりとりがありました。

「スープは?」
「いや、モロヘイヤ頼んだから」
「サラダは?」
「もう十分だと思うから」
「ハトは1匹だけ?」
「いや、だから、本当にもう十分です」
「飲み物は?」
「水を」
「フレッシュジュースは?」
「あの、水だけで…」

いわゆるエジプト人気質というのでしょうか。ホスピタリティーにあふれているのか、金をとってやろうというのか、あるいは一人前の分量がまったく把握できていないのか、まぁいろいろなんでしょうけど、思い返せばエジプトではよくこんなやりとりをしていました。エジプト以外だとむしろ頼み過ぎだから減らせば?と言われることの方が多いのですが、やっぱりエジプトはどこか特別ですねぇ。

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イラン料理②

リヤドにあるイラン料理の老舗、シラーズレストランにまた行ってきました。今度こそメニューを吟味して、自分なりにイラン料理らしいものを選んでみました。

①バガリ・ポロ (ヒツジの足首の煮込み)
肉料理の中では煮込んだヒツジがかなり好きな方なので、これは本当においしかったです。味付けはシンプル。脂 (ゼラチン?) の部分はトロトロのプルプル、お肉もホロホロとくずれていきました。

②ホレシュト・サブジ (緑野菜のシチュー)
ディル (セリ科の1年草) を使ったシチュー。そら豆と仔ヒツジの肉が入っています。確かヒンディーでもサブジは野菜だったかな。インドといえばインドカレーのパラクパニールがわりと鮮やかな緑色なのに対し、こちらは黒ずんだ緑色。どこかほろ苦いようなオリーブのような味がしました。これがディルの風味なんでしょうか。乾燥レモンが入っていて、トマトの煮込みなどよりはるかにメリハリの効いた華やかな酸味がとても印象的です。アラブ料理で酸っぱいメインディッシュってあまり記憶にないので、これにはちょっと感動しました。いやはや、おいしかったです。

③ポルンベル (イラン風デザート)
お店で対応してくれたスタッフがフィリピン人だったので正確な発音はわかりませんが、生クリームにナッツと乾燥フルーツを混ぜて冷やし固めた、イラン風デザートです。砂糖はたぶん入っていませんが、なにしろ重たいクリームなので、ひと皿食べるのはけっこうしんどかったです。渋味が少なくまろやかなイラン紅茶と良くあいました。

ちなみにこのレストラン、メニューにはキャビアも3種類載っています。ベルーガで1万2000円の値段がついていましたが、はたして量はどれくらいなんでしょう。今度聞いてみようかな。ま、頼まないけど。

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2009年1月10日 (土)

間違い電話も国際的

この1年間で携帯にかかってきた間違い電話は数知れず。中には番号の先頭に「+」がついている国際電話もありました。国際電話の場合、こちらが出てしまうと相手に課金されてかわいそうなので、あえて一度も出たことはありません。どうせパキスタンやフィリピンあたりからだろうと思ったし。

こういった間違い電話がどこからかかってきているのか今まで気にしたことはなかったのですが、今回ちょっと調べてみたところ、パキスタン、セネガル、マダガスカル、オーストリア、ブルガリア、エストニアなどからの電話だったことがわかりました。バラエティーに富んでいますね。さすがサウジアラビア。ただ、必ずしも出稼ぎ労働者の大量派遣国ではなかったのが意外でした。

それにしても、みんなちゃんと本来の通話先にかけられたのかな?

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2009年1月 9日 (金)

イラン料理

リヤドのタハリヤストリートを1本入ったところにある、Sheraz (シラーズ) というレストランでイラン料理を食べました。といってもいわゆるアラブ料理なので、普段食べているトルコ料理やレバノン料理とくらべてもそんなに目新しいものはありません。メニューを見つつ、何かイラン料理らしいスペシャルな一品を教えてくれと店員にさんざん聞いたのですが、メニューにわざわざシェフのおすすめと書いてあるペルシャ風キャセロールとか一連の料理にはまったくふれず、普通にケバブとかミックスグリルをしきりとすすめられたので、そうなのかなぁと思いつつ、結局無難なケバブを選んでしまいました。

(注文したもの)
・ホンモス
・クークー (ほうれん草のチーズのせ)
・イラン風キノコスープ
・スルタン風チェロケバブ
・イランティー

普段行くような店より料理の値段は倍以上 (といってもそんなに高くはありませんが)、店内もなかなか高級な雰囲気が漂っています。何よりスープについてきたライムがちゃんとガーゼでくるまれています (種が落ちないように)。こういうお店は本当に久しぶり。ホンモスはきめ細かく口当たりがとてもマイルドで、ほうれん草の上にチーズをのせてオーブンで焼いたクークーも、こういう小技の効いた料理はヨルダン以来かも、などとちょっと嬉しくなってしまいました。

メインのチェロケバブは、普通のお肉とミンチにしたものが2種類。焼きすぎでケバブもコフタもパサパサのお店が多い中で、ここシラーズはちゃんとジューシーな焼き加減に仕上がっていました。定番料理をきちんとおいしく作っているのがいいですね。もう一度行きたくなりました。次はもう少し冒険したいと思いますが。

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2009年1月 7日 (水)

送り迎えは慎重に

夏の間、日中の気温が50度にもなるサウジアラビア。誰かを (特に子どもを) 車で送っていった時は、その人が玄関を開けて中に入っていくのを確認してからその場を離れろと言われています。さもなければ熱射病で倒れてしまいますから。

掲載の写真は新聞のひとこまマンガ。サウジアラビアは寒い日が続いているので、子どもが玄関の外で凍えないようちゃんと確認しなさいと言っているわけです。この場合、中にいる家族が気付かず隣人に助けられたようですが。

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4本足の密輸団

イエメン国境で警備にあたるサウジ当局が、このところ最も注意を払っているのはロバです。別名 「4本足の密輸団」。ロバたちは特別な調教を施されており、まるでハトの帰巣本能のごとく、はるか遠い場所から無人で目的地までたどり着くのだそうです。もちろん背中には大麻、カート、その他違法な品を載せて。

イエメン山中にあると目されるロバ訓練センター。そこでは調教の最中、教官がサウジ国境警備隊のユニフォームを着用し、これでもかというくらいロバを鞭打つそうです。その結果、ロバは密輸中に警備隊の姿を見つけると、その場から駆け足で逃げ去っていくのだとか。

すごいのは、ロバがちゃんと一往復することです。ロバは違法な品を載せ目的地にたどり着くと、そこで誰かが来るのを待ちます。荷物を回収する係が現れ、今度は普通の荷物を載せられると、またテクテクと出発地に戻っていくのだそうです。犯罪に感心してはいけないのですが、なんともお見事。

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ニンニクスーツ

ジェッダ在住の26才になる女性が、父親の持ってくる縁談をどうやって断ろうかと一計を案じました。サウジアラビアでは一般的に女性の方から縁談を断ることはできず、万が一それをした場合、父親の顔にひどく泥を塗ることになります。そこで彼女がとった作戦は、名付けて 「ニンニクスーツ」。求婚者と面談をする当日、彼女はこれまで着たことがないようなボロボロの服に身をつつみ、体中にニンニクをこすりつけていきました。その見た目と臭いは相当なものだったでしょう。

翌日、男性の方から、事情が変わったため縁談はなかったことにしたいという電話があったそうです。めでたし、めでたし?

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サウジがダメならバハレンで

ここ数年、バハレンで運転免許を取得するサウジ女性が増えています。2008年は1354名に免許が交付されたそうです。サウジアラビアでは女性の運転が禁止されており、当然ですがサウジ国内で女性が運転免許を取得することはできません。しかし、GCC (湾岸協力会議:サウジアラビア、クウェート、カタール、バハレン、アラブ首長国連邦、オマーン) 諸国のうちいずれかの免許があれば、6ヶ国で普通に使うことができるのです。

今のところバハレンの教習所で磨いたテクニックをサウジ国内で使えないのは残念ですが、いつかサウジ女性がサウジアラビアの道を運転する日が来ることは間違いないでしょう。

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2009年1月 6日 (火)

サウジアラビア「牛乳の日」

1月3日を、サウジアラビアの 「牛乳を飲む日」 にすると保健省が発表しました。この日、全国の学校や公立病院で600万パックのミルクが無料で配られ、保健大臣が聴衆の前でコップに入ったミルクを飲み干すというパフォーマンスも行われました。ちなみに、新聞にはミルクとしか書いてありませんが、この場合は牛乳のことだと思います。サウジアラビアだとラクダやヒツジのミルクも飲みますが。

保健省によれば、サウジアラビアのほとんどの家庭で牛乳の価値がわかっていないとのことなので、おそらく牛乳の消費量もまだまだ少ないのでしょう。1970年代に原油価格が高騰し、サウジアラビアは急激にリッチになりました。食生活が高脂肪・高カロリーなものに激変し、偏った食事は肥満、糖尿、虫歯、骨粗鬆症の原因となり、確実にサウジ人の体をむしばんでいます。もしかしてサウジ人のワーカーいじめの話も、カルシウム不足でみんなイライラしているからなのかもしれません。

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傲慢なサウジ人

ゴザイビ労働大臣の、「サウジ人は傲慢で人種差別を行っている」 という発言が物議をかもしています。これは12月28日に各州の労働局長を前に行ったスピーチで飛び出したものです。

「これまで我々は外国人医師に治療を求め、外国人教師に知識を求め、あるいは外国人会計士にビジネスを回すよう求め、それ相応にもてなしてきた。しかし、外国人をあてにせず自分自身で開発のための青写真を描くことを始めた途端、我々の中に傲慢さと人種差別的な感情が染みこんできたことは大変に残念だ」 大臣はこのような文脈で発言したそうです。

現地英字紙 Arab News が行った調査によれば、外国人 (アラブ人、アジア人、ヨーロッパ人) の10人中8人、そしてサウジ人の10人中9人は、ゴザイビ大臣の発言をその通りであると認めています。ただしほとんどの人は、一時期にくらべて最近はサウジ人の外国人に対する態度は変化していると考えているようです。昔から専門職の外国人はそれなりの待遇を受けていましたが、最近は一般のワーカーであっても良心的に接するサウジ人が増えているのだとか。

またこの調査により、サウジ人は外国人医師、特に欧米人医師を、自国人の医師よりも信頼していることがわかりました。しかしある医師は、「サウジ社会の人種差別は事実として認めなければいけないと思う。一般論としては語れないけれど、確かにある」 とインタビューに答えました。著名なサウジ人ジャーナリストのバドル氏は、今回の大臣の発言は多少乱暴だが、この先公の場で協議されるべき課題だと思うというコメントを寄せています。

サウジアラビアに30年以上住んでいる、イエメン生まれのケニア人ハミド氏は、「すべてがそうだとは言わないけれど、これまで経験してきたことは自分だけにおこった特別なことだとは思わない。給水トラックを頼んだりイカーマ (滞在許可証) を更新したりする時、外国人はみんな感じていると思う。これはサウジアラビア人が信奉するイスラムの教えに反しているのではないだろうか」 と疑問を呈しています。

43才になるサリム氏は、14年前にサウジ人女性と結婚しました。彼によると、夫人が一人で飛行機に乗る場合、他のサウジ人女性旅行者と同じように夫の旅行許可レターを持っているだけでは必ずトラブルになるため、いつも空港に出向き担当官に顔を見せているそうです。これも夫が外国人であるが故の差別と言えるでしょう。

外国人労働者のうち西洋人ではないワーカー (アジア、アフリカ) については、ほぼ全ての人が差別を受けていると感じているようです。また、国籍によって待遇が異なることは、インタビューを受けた全員がその通りであると答えました。

39才になるインド系のイムラン氏は、「10年前にサウジアラビアの通信会社で働いていた時、やっている仕事の内容は完全に同じなのに、ドイツ人の同僚は給料が2倍だった。その後、ヨーロッパの国籍をとってまたサウジに戻ってきたら、当時とは比べものにならないくらいの好待遇を受けている。他の優秀なインド人は今も同じ問題を抱えている。給料は仕事の内容が反映されるべきであって、国籍で決まるのはおかしい」 と憤慨して答えました。

昨年11月、サウジアラビアの広告代理店が、「ラフマ (慈悲、情け)」 という広告キャンペーンを行いました。外国人労働者の人権をもっと尊重すべきという主旨です。広告に映し出された、犬のように扱われる外国人ワーカーの姿は、イメージ映像ながらサウジ国民に大きなショックを与えました。この広告キャンペーンは論争を巻き起こし、これに同意する者もいましたが、大げさな誇張であると否定する人もたくさんいました。

2008年は他にも、サウジアラビアにおける外国人労働者に対する虐待の実態報告書がアメリカの人権団体によって発表されました (→関連過去記事)。報告書では、多くの労働者がサウジでの仕事に満足している中で、一部に見過ごせない虐待が存在していることが告発されています。

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寒ッ!

リヤドは1月2日金曜日から木枯らしが吹いて、土曜日は一日中本当に寒かったです。自分のオフィスからスタッフがいるワークショップに移動するとき、外の渡り廊下を50メートルくらい歩くのですが、あまりに寒くてガタガタブルブルふるえていました。明け方で2度、日中でも10度いかなかったそうです。空は快晴だったのに。

今日 (1/06) もまだ寒さが残っています。6度~14度くらいなので少しはましになりましたが、やっぱり寒い!。まだ夏の酷暑の記憶が肌に残っているので、「なんでこんなに寒いの!?」 とぶつぶつ文句を言いながら仕事をしています。ジョウフというサウジの北の町ではこの寒さで死者が出たとのこと。夏と冬、暑さ寒さ両方で死者が出る国なんですね、サウジアラビアは。さすが砂漠気候。

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またインターネットが

一昨日から家のインターネットがつながらなくなりました。お金はちゃんと払っているし、無線LANのルーターは動いています。うーん、原因不明。これまでも時々こういうことがあって、いつもそのうちなおったので、今回もあと2、3日放っておいてみようかな。最近インターネットをやりすぎていたし。もしこれが年末年始だったら猛クレームをつけていたところですけどね。

去年の秋口から、パソコン上で日本の民放テレビを受信する 「KeyHole TV」 が描画方式を変えたとかで、ようやくサウジの遅~い通信速度でもそれなりに見られるようになりました。12/30までは順調に年末特番を見ていたのですが、なぜか12/31の午後から急にログインできなくなり (アクセス過多?)、かなり期待していたガキの使いはついに見ることができませんでした。日本時間の元日午前2時 (サウジは12/31夜8時) くらいからまた普通に見られるようになったので、それ以降はお正月番組をたっぷり楽しみました。

サウジアラビアは社会がヒジュラ暦で動いているし、異教徒の行事であるクリスマス関連の事物 (関連商品の展示や販売、広告掲載や垂れ幕掲示、ミサなど) はすべて禁止なので、町に出てもまったく新年らしさはありませんが、今年は日本のテレビを見てささやかながらお正月気分を味わうことができました。

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2009年1月 4日 (日)

ドメスティックバイオレンス

サウジアラビアのハッサ王妃が、男性から女性に対して行われる家庭内暴力 (DV) を追放するキャンペーンを始めました。2008年はサウジ国内で正式に届け出のあったDV事件は300件ほどで、まだそれほど深刻な状況にはないと思われますが、それは表面化していないだけで実態はより深刻であるとする声が多いのも事実です。

と、DVのことを気にしていたら、タイミングよくDV経験率を国際調査した図表を見つけました。なぜかエチオピアがもっともひどい状況になっています。うーん…。まぁ、それだけ女性が本音を言える環境なのではないかなと、ちょっとだけ希望的観測を持ったりもしますが、やはり良くないことには変わりありません。

エチオピアの調査地は仕事でよく行った南部州のブタジラでした。一見のんびりした良い村でしたが、実はドロドロしたものがあったんでしょうか。エチオピア女性は本当によく働きますから、ちゃんと報われてほしいと思います。

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2009年1月 3日 (土)

幻想的な花

どこのサイトで見つけたのか忘れてしまいましたが、確かイエメンの写真です。サウジアラビアの紅海側にあるヒジャーズ山脈にも似たような花があると聞きますが、それにしても幻想的な景色です。まるでどこか違う惑星。

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サウジアラビア2009年度国家予算

サウジアラビアの2009年度国家予算が発表されました。石油価格が異常な高騰を見せていた春頃に次々と発表された大盤振る舞い (公務員の給与アップ、大学職員の住宅費補助、各種大型プロジェクトなど) が尾を引いているのか、1999年以来、最大規模の赤字予算となっています。

歳入: 4,100億リヤル(1,093億ドル) *2008年:4,500億リヤル
歳出: 4,750億リヤル(1,267億ドル) *2008年:4,100億リヤル
収支:-650億リヤル(173億ドル)

もっとも、これまでに貯めた莫大な外貨資産があるのでほとんど問題はないそうです。景気が悪い時こそ政府が公共事業を増やさないといけませんからね。ただし原油価格が1バーレル43ドル (エコノミストによっては55ドル) を維持するのが前提のようです。ここ1年の世界経済の停滞と原油価格の乱高下を見ると、なかなか厳しい条件かもしれません。

【歳出内訳】
①教育、人材開発: 1,221億リヤル(326億ドル)
②ヘルスケア、社会奉仕: 523億リヤル(139億ドル)
③地方自治体向け公共事業: 198億リヤル(53億ドル)
④運輸、通信: 192億リヤル(51億ドル)
⑤水、農業、インフラ: 354億リヤル(94億ドル)
⑥公的金融機関向け: 750億リヤル(200億ドル)
⑦その他

新聞情報ではあまり細かく内訳はわかりませんが、きっと王族用の予算も莫大な額が計上されているんでしょうね。

ちなみに、サウジアラビア統計局が発表した2008年末のサウジアラビアの人口は24,842,000人でした。うち、サウジアラビア人は18,151,000人 (人口増加率2.3%)、外国人は6,691,000人。あいかわらず外国人労働者 (とその家族) が多いですね。

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2009年1月 2日 (金)

マックアラビア

普段と何ひとつ変わらないサウジアラビアの1月1日。ちょうど木曜日なので週末の休みでしたが、土~水なら普通に働いているところでした。お昼はマクドナルドで McArabia (マックアラビア) をテイクアウト。ビッグマックよりはずっとおいしいですが、平たいパンケーキを半分に折っているだけなので、食べている最中にポロポロと中身が落ちてきてとても食べづらかった。ここは要改善。

一緒にデーツジュースを飲みました。シャンペンのようにポーンとフタを開けて、ちょっとだけハレの日の気分にひたりました。明日からサウジは寒くなるらしいです。

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2009年1月 1日 (木)

サウジアラビアよりご挨拶

明けましておめでとうございます。

ちなみに西暦の12月29日がヒジュラ暦では1430年1月1日でした。その日は3回くらい 「なんで Happy New Year って言わないの?」 とサウジ人からつっこまれました。はいはい。

こちらではハッジが終わるとみんな 「クッル・アーム・ワ・アントゥム・ビハイル」 と新年のあいさつをします。ヒジュラの1月1日はほとんど意味がなくて、この日おめでとうなんて言う人はいません。なので、上のはサウジ人なりのジョーク。

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