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2009年1月21日 (水)

オバマ大統領就任

昨日の夜はCNNでオバマ大統領の就任演説を聞いていましたが、予想外に強い調子でテロリストとイスラム国家 (ムスリム世界) に対決姿勢を伝えていたのには正直驚きました。以下、演説から抜粋です。

「私たちは、私たちの生き方を謝罪しないし、それを守っていくことを躊躇しない。テロで無垢の市民を殺害し、自らの目的を進めようとする者たちよ、今ここに私たちは宣言する。私たちの魂はあなたのそれよりも強靱であり、決して壊すことはできない。そしてあなたたちは私たちより長生きすることはできない。私たちが打ち負かすからだ」

「イスラム世界の人たちよ、私たちは互いに関心を持ち尊敬し合うことを基盤にして、新しい道に前進していくことを求める。紛争の種をまき、自分たちの社会の問題を西洋の責任にしようとする世界中のリーダーたちよ、あなたたちの国民は、あなたたちが破壊したものではなく、築き上げたことを基にあなたたちを裁くのだということを知れ。腐敗や欺瞞、さらには反対する者を黙らせることによって権力にしがみつく者たちよ、あなたたちは歴史の誤った側にいることを知れ。もしあなたたちがその握ったこぶしを開きたいのなら、私たちは手を差しのべる」

……なんだかがっかり。「We will not apologize...」 と始まった時は思わず 「え?」 と耳を疑ってしまいました。イスラム世界からは、これで一気に期待感がなくなったんじゃないでしょうか。アメリカ大統領が世界のリーダーだとは誰も思っていないし (アメリカ人以外は)、それどころかイスラム世界に紛争の種をまき続けているのは他ならぬアメリカです。自分だけは常に正しい側にいると思うのは、もうほとんど病気ですね。

しかしブッシュに対するブーイングはおかしいのを通り越して寒々しいものがありました。選んだのは国民であるあなたがたでしょ、と言いたいところです。しかも再選までさせて。最後くらいはきれいに終わらせてあげればいいのに。オバマとクリントンの戦いからそうでしたが、ここまで国民が政治に熱狂する姿というのは、まだまだアメリカも途上国なんだなと思わざるを得ません。途上国という言い方が悪ければ "若い国"。国民は他力本願だし、政府にも騎士道精神がありません。

とりあえずオバマの演説は 「強いアメリカ」 あるいは 「一人勝ちのアメリカ」 を信じる国民に対するリップサービスととらえて、真意は別のところにあると信じたいと思います。

513bush

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