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2009年2月 5日 (木)

健康志向のアラブ料理店

リヤドのリングロード・イースト、Exit10の近くにあるレストラン 「アウシャール (Awshal)」。道から見える瀟洒な外観がいつも気になっていたのですが、先日ようやく行ってきました。店の特徴はずばり 「健康志向」。脂の少ない肉とオリーブオイルやキャノーラ油を使いコレステロールや塩分を低く抑え、また、肉はその日の朝に仕込んだフレッシュなものしか使わないとのこと。とかくコッテリしがちなアラブ料理なので、これはうれしい配慮だし他店には見られない戦略です (それをちゃんとメニューに能書きとして載せています)。

それからとにかくメニューが多彩です。基本はアラブ料理で、スープ、サラダ、冷たい前菜、暖かい前菜、メインディッシュのグリルも羊、鶏、シーフードとそれぞれ何種類もある上、パスタやインド料理、さらにステーキまであります。アラブ料理の方もモロッコ風クスクスやタージンがあったり、なんとも多国籍でバラエティーに富んだラインナップです。あれこれ目移りしましたが、この日は結局ハリーラスープ、タブーレサラダ、ミックスグリルを注文しました。我ながら平凡ですね。でも期待が持てそうな店だったので、逆に奇をてらわないものにしました。

スープは写真を見ても黄色いのがわかると思いますが、カレー風味というよりほとんどカレーでした。これとパンだけでも十分一食になるんじゃないかというくらいのボリュームです。先日行ったモロッコ料理店マラケシュのものとはだいぶ様相が異なりますが、野菜はたくさん入っているし、カレーのスパイスが効いていてなんだか健康になりそうな気がしました。

ちなみに自分は体調が悪い時、漢方薬のつもりでスパイスたっぷりのインドカレーを食べに行くことにしています。でも高級店は油たっぷりでむしろ気持ち悪くなるので (インド通の友人がカレーのうまさはスパイスの香りが移った油のうまさだと言っていました)、できるだけ安い大衆食堂でサッパリした (油をけちった) カレーを食べます。ま、それはさておき。

ミックスグリルは鶏と羊のカバブ (串焼き)、鶏と羊のコフタ (つくね)、若鶏のグリルの5種にポテトと野菜がついて50リヤル (1200円)。安くはありませんが量が多いので十分リーズナブルではないでしょうか。カバブは可もなく不可もなく。だいたいどこで食べてもおいしいですからね。でも、どちらかと言えば脂っこくなくてさっぱり。それでいてちゃんと柔らかくジューシーでした。

コフタは他の店より太めなのでフワッとした焼き上がりに。脂が少なく塩分もひかえめで、なるほど健康志向をうたうだけのことはあります。特に鶏のコフタがおいしいと思いました。若鶏は肉の量は少ないのですが、シコシコとして噛めば噛むほど旨味が口に広がるなかなかの出来映え。まったく臭みもなく、本当においしかったです。これだけの量を食べても食べ飽きたということがなかったし。お腹ははち切れそうでしたが。

ということで、アウシャールはもう一度行ってみたいと強く思えるお店でした。次はアラブ料理もさることながら、ぜひシーフードパスタやインドカレーにも挑戦してみたいです。なお、店名の意味はシャウル (水滴) の複数形 (涙という意味もあります)。乾燥した砂漠に住むアラブ人にとって、透明な一滴の水はまさに甘露なんでしょう。

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