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2009年3月16日 (月)

ワスタ (コネ)

サウジアラビアやヨルダンでは、賄賂を渡して便宜をはかってもらうシステムはありません (システムって変な言い方ですが)。その代わり、「ワスタ」 は積極的に使って良いと社会的に認知されているようです。

アラビア語の 「ワスィート (中間)」 から派生した単語で、物事の間に入って仲介・仲裁をしてくれる人という意味です。アラブの部族社会では富の分配や力関係の均衡のため、伝統的にワスタを重用する文化がありました。

現代のワスタはもう少し下世話な使い方をされていて、交通事故のもみ消しや良い企業への就職 (特に公務員)、外国人もビザの延長や車の登録などをできる限り早く進めたいと、あらゆるコネを使おうとします。

なんでこの言葉を思い出したかというと、最近職場のスタッフが 「転職したいなぁ、でもワスタがないからなぁ」 とよくつぶやいているのを聞くからです。どこの社会も大変ですねぇ。

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コメント

翻訳者です。ワスタのことを調べていて、偶然記事を読ませていただきました。大変参考になり、ありがとうございました! 

投稿: carameltea | 2010年9月17日 (金) 11時48分

なんとご丁寧に。

お役に立ててよかったです。

投稿: shukran | 2010年9月19日 (日) 15時31分

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