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2009年8月22日 (土)

娯楽が貧困を救う⁉

「テレビ普及で人口抑制」 インドの新政策が物議 [2009.08.22 CNN]

貧しい農村に電気を引き、夫婦が夜遅くまでテレビを楽しむようになれば、子どもをつくる時間がなくなって人口増加を抑えることができる――。人口問題を抱えるインドで、世界人口デーの先月11日、アザド保健・家族福祉相がこんな政策を打ち出した。「わかりやすく、効果が期待できる」「いや、ばかげている」と、賛否両論が巻き起こっている。

オマル・モハメドさんは、国内で最も人口の多いウッタルプラデシュ州に住む80代の男性。「人口抑制策など聞いたことがない」と語るオマルさんには、男13人、女11人と計24人の子どもがいる。「これは私の意志ではなく、神様のおぼしめしだ」と、信じて疑わない。

一方、首都ニューデリーに住む2児の母、アンジャナ・アロラさんは「水も電気も不足しているのだから、子どもは2人までにしておくべき」という意見だ。9年前に生まれたアロラさんの娘は、「インドで10億人目の赤ちゃん」と認定された。国が直面する人口問題の一端を実感したとの思いがある。

国連の統計によれば、インドの人口は世界2位。今後50年以内に、首位の中国を追い越す見通しだ。現在でも、世界の貧困人口の50%が同国に集中しているとされ、人口抑制策は政府の急務となっている。家族計画指導や避妊具の無料配布を試みた結果、国内35州のうち14州で、「一家につき子ども2人」の目標が達成された。しかし残る地域、特に貧しい農村などでは、依然として一夫婦間の子ども数が平均3.5人にも上っている。

同国で人口問題に取り組む「インド人口基金」の代表者、A.R.ナンダさんは、テレビ普及で子どもの数を抑える案に「高い効果」を期待する。「国民にはっきりとしたわかりやすいメッセージを送り、合理的な考え方を促すことができる」と考えるからだ。「テレビが子作りを抑制した例はすでにいくつか報告されている」と、ナンダさんは指摘する。イタリアの性科学者が06年に実施した研究では、寝室にテレビを置いている夫婦はほかのカップルに比べ、セックスの頻度が約半分にとどまることが分かったという。

一方、アロラさんは、この案を「ばかげたこと」と一蹴。「国民の考え方を変える方法は、教育しかない」と主張する。オマルさんもまた、「テレビで華やかな世界を見た後は、もっと子どもをつくろうという気分になるんじゃないか」と反論している。

………こんなことを言うとあれですけど、このアイデア、あながち間違ってはいないと思います。エチオピアの田舎を何十回とまわって、自分もまったく同じことを考えました。まずはパイロットプロジェクトでも始めてみたらいいのに。

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