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2010年7月15日 (木)

フランス、ブルカ禁止法案を可決

[2010.7.14 CNN] フランスの下院に当たる国民議会は13日、イスラム教徒の女性が着用するブルカなど顔を覆う衣装を禁止する法案を335対1の賛成多数で可決した。9月20日の週に上院で審議される見通し。

法案は、違反者に対して150ユーロの罰金を義務付け、女性にブルカやニカブの着用を強要した者に対しては1年の禁固または1万5000ユーロの罰金を科す内容。法案が成立すれば半年後から施行される予定で、女性が自主的にブルカなどの着用をやめることを促す時間を設ける。

ブルカなどについて国民議会は5月に「国家の価値観と相容れない」とする決議を採択し、政府は同月の閣議で法案を了承。一方、仏最高行政裁判所は、着用を禁止すれば国際人権法や自国の憲法に違反する可能性があると指摘していた。

法案の国民議会通過を受けて国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは声明を発表し「顔を覆う衣装の全面禁止は、自身のアイデンティティや信仰を表現するものとして公の場でブルカやニカブを着用している女性の表現や信仰の自由を侵害するものだ」と批判した。

民間の調査機関がこの春に実施した世論調査では、フランス国民の82%が禁止法案に賛成、17%が反対し、賛成の割合は調査対象となった5カ国の中で最も高かった。

………ブルカを積極的に肯定する気はありませんが、ことは複雑です。「法律が気に入らなかったらフランスから出て行け」ということなんでしょうか。自由っていったいなんなんでしょう。難しい問題です。

ブルカの過去記事

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イスラム文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

長く男性の従属として、社会的にも文化的にも
扱われてきた女性にとって、女性の開放はその段階に
よってさまざまです。
イスラム教の社会のように、性が隠されて来た文化では
女性がセックスアピールをするのが急進的、逆に
女性的さ(男性の補佐が上手)で自分の人柄を評価され続けてきた日本などでは、人間としての知性・能力で評価されたい。
フランスは、性的魅力を堂々と出さなきゃダメよ、って国民じゃないのぉ。

投稿: kilalaa | 2010年7月15日 (木) 20時05分

そうですねぇ…。結局、この問題を議論する権利は、男性にはないのかも。

投稿: shukran | 2010年7月16日 (金) 21時14分

フランスにいるイスラム教徒たちは、元をたどればモロッコ、アルジェリアなど植民地支配の歴史が大きく起因しています。
そういうことなしに、彼らの宗教を否定する法案はなんだかなぁという感じですね。

ブルカ(ニカブ)がいけないのであって、ヒジャブやアバヤはいいのでしょうかね?

投稿: kamal | 2010年7月17日 (土) 23時06分

フランス留学が決まったあるサウジの女学生は、大学構内でのスカーフ着用は禁止と言われて留学を断念したそうです。彼女の意志なのか、家族の意志なのかはわかりませんが。

先週、イギリスのとある学校で、ラマダン期間中のムスリム生徒に対する水泳の授業について、ガイドラインが発表されました。つまり、無理に泳がせる必要はないと。やっぱり、水を飲んじゃいますからね。

ということで、ヨーロッパにおけるムスリムの扱いって、なんだかどうにも七面倒臭いことになっている今日この頃です。

投稿: shukran | 2010年7月18日 (日) 07時19分

全身を覆うブルカではなく、アラブ諸国で一般的なスカーフのヒジャブであれば大きな問題は無いと思いますが、それも議論になっているみたいですね。

投稿: uncorrelated | 2010年7月29日 (木) 20時24分

「郷に入っては郷に従え」なんて言ってるの日本人くらいですからね。それもいいんだか悪いんだか。

投稿: shukran | 2010年8月 1日 (日) 14時55分

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