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2011年2月25日 (金)

ファカピコピコ

世界各地の言語において、そのモノ・コトがなぜそのような単語になったのか、必ず理由があるはずです。それは土地の歴史や風土によって長い間もまれ、いくつもの変化をくり返し(あるいは頑として変化を拒絶し)、そうして現代語として定着したわけです。なので、すべての単語は必然であり、言霊という命が宿っているということにもうなずけます。

先日、トンガ人と会議をしていたときのこと。トンガ人同士で「ファカピコピコ (Fakapikopiko)」という単語の応酬がありました。意味は「怠け者」。あるスタッフが思うように働いてくれなくて、どうにも難儀しているということを声高に叫んでいたのです。とにかく議論は真剣そのもの。シリアスな表情にこちらが口を挟む余地はありませんでした。

ただ、その語感がなんともおかしくて、まじめな議論の最中なのに、こちらは笑いを抑えるのに必死でした。ファカピコピコはないよなぁ…。いやいや、そこには必ず言霊が宿っているハズ。ずっと聞いていればいかにも怠け者という語感を感じ取れるハズ。ファカピコピコ、ファカピコピコ………。

うん、確かにまじめな人ではなさそうだということはわかりました。でもなんだか楽しくなってきたぞ。ファカピコピコ。もしかして怠け者というより、お調子者なのかも。そのファカピコピコだという人に、ひそかに会ってみたいと願う今日この頃。

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