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2011年2月27日 (日)

富の分配

サウジ国王が療養から帰国、総額350億ドルの支援策を発表
[リヤド 2011.2.23 ロイター]

サウジアラビアのアブドラ国王は23日、海外での病気療養から帰国し、若年失業や住宅取得などへの支援を盛り込んだ総額350億ドルの行動計画を発表した。計画には、インフレ緩和や手頃な価格での住宅取得のための支援が含まれる。ただ、リベラル派や反体制派が求めている地方選挙などの政治的改革は含まれていない。

絶対君主制を敷くサウジアラビアでは、選挙による議会や政党は存在せず、人々は異議の申し立ても許されない。国王は昨年11月に椎間板の手術を受けるため渡米。ここ1カ月はモロッコで静養していた。

アナリストは、サウジアラビアは4000億ドルを超えるオイルマネーで潤っているため、エジプトやチュニジアのような混乱が起こるとは予想していない。ただ一方で、サウジ政府は高い若年失業率や住宅問題の拡大などの社会問題に対処する必要がある、とも指摘する。(了)

………これに関連し、26日、財務大臣によりふたつの重要なアナウンスがありました。ひとつは30万リヤル (660万円) で家が建てられるようにすること。もうひとつは基金を設立し、だれでも融資を受けられるようにすること。貧困層への追加支援としては、年間200億リヤル (4400億円) の社会保険に相当する補助金支給も約束されました。サウジの貧困層とは主に母子家庭のことかと思いますが、女性の就労や自由な国内移動を認めれば、お金をばらまかなくても本当はいいのかもしれません。

サウジ国民は賢いので、リビアのようなことにはならないでしょうけれど、政府は問題を先送りにしているだけなのかなぁと思ったりします。誤解を恐れずに言えば、今の中東の指導者たちは、みなそれぞれに理想をもって最善の政治を行なっていると思います (ムバラクもカダフィも少なくともその初期には)。その一方で、どの国も息子たちに甘すぎる。親ばかにもほどがあります。あとは親族の絶対的保護。こちらのほうが罪は重いかも。指導者たちも実は「こんなはずじゃなかったのに」と思い悩んでいるのかもしれません。

今回の「富の分配」で、果たしてどれだけ国民の歓心をかうことができるでしょうか。

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