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2014年6月26日 (木)

命の重さ

まあなんとも大げさなタイトルですが、ある映画を観て、ちょっと考えこんでしまったので。。。

映画の舞台はアフリカ。欧米の製薬会社がスラムの住民に新薬を無償で提供しています。援助を装っていますが、実際のところこれは人体実験です。

どうやら副作用で60人以上亡くなっている様子。病院には彼らのカルテは存在しません。役人には数百万円のワイロが渡り、地元警察もすっかり子飼いに。

その告発を試みた主人公の妻は惨殺され、真相を追い求める主人公は本国の外務省からも要注意人物とみなされ、窮地に立たされます。

まあいろいろあって最後は悪事が露見するのですが、なにしろ撮影には本物のスラムや難民キャンプが使われたそうで、鑑賞後も事件解決の爽快感など一切なし。どよーんと重たい空気だけが残りました。

映画のプロットは、欧米に搾取される貧しいアフリカ、といういかにもな構図。リアリティーは十分あります。

登場人物の一人が言います。人体実験を止めてまた研究室に戻れば、薬の完成が何年も遅れる上、莫大な開発費がかかると。

ここでチラッと考えました。人体実験で100人死ぬ。でもそれによって薬の開発は数年早まる。数年の間にその病気で死ぬ人は数十万人。

たった一人の命であっても、それはかけがえのない大切なものです。しかし、もし、100人を犠牲にすることによって、数十万人の命を救えるとしたら。。。

もっとも、往々にして、開発されたよく効く新薬は高価すぎてアフリカの人々は買うことができません。途上国は犠牲を払い、恩恵を受けるのは先進国ばかり。。。

「アフリカでは命が安い」

セリフにドキッとしました。これがある意味現実なのかと思うと。。。

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