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2014年9月19日 (金)

数学的素養とステーキ

長年、海外で暮らしていると、日本人がいかに数学的素養に秀でているかが実感できます。なんだか言い方がいやらしいですが、なんのことはない、普段の生活の中で役に立つ、簡単な算数です。

個人的に算数で一番大切だと思うことは、目分量とか、大雑把な目盛りを見て「だいたい3分の1」と見当をつけるとか、あいまいなものを近似値にあてはめて定量的に分析する力です。

今週は毎日忙しかったので、今日のディナーはなんとしてもお肉が食べたいと思い、ステーキが評判のお店に行きました。自分はスコッチ・フィレの300gステーキ、同僚はサーロインの300gステーキをオーダー。

20分ほどして2皿同時に運ばれてきました。まず対面に鎮座するサーロイン、美味しそうです。堂々たる肉の塊。それはまるで山脈のよう。ほとばしる肉汁で雄々しく光る。今ここから生命が誕生したとしても、なんら不思議はありません。

続いて自分のスコッチ・フィレ。目の前にお皿が降臨すると、、、ん?、おかしい。。。いや、寂しい。。。宇宙の彼方で青白い光を放つ星のまたたきか、あるいは干上がったアラル海にぽつんと取り残された小さな漁船のよう。そのサイズたるや、もはやステーキではなくあたかも焼き肉の一片。

普段は温厚で、あらゆるお店で何ひとつクレームを言ったことのない自分でも(←ちょっと大げさ)、思わず声が出てしまいました。「これ、300グラム?ぜったい違うよね」(写真1枚目)

店員はやや首を傾げながら、この人は何を言っているんだろうといった表情。いやいやいや、このふたつをよく見てよ、明らかに大きさが違うでしょ、と必死にアピールすると、キッチンに行って確認するとのこと。

というわけで、やっぱりお店側の間違いで、ほどなく追加のステーキが別皿(写真2枚目)で運ばれてきたのでした。でもなあ、300gの厚いステーキが食べたかったんですよね。150gがふたつって、やはりどこか弱々しいんですよね。。。

あ、タイトルに戻りますが、何が言いたかったかというと、この場合、店員が2皿を運んでくる段階で、ふたつは明らかに大きさが違う、しかも2倍違うと気づかなくてはいけなかった、とそういうことです。そしてそれは、やはり算数の力なんじゃないかなと思ったフライデーナイトでした。

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