マナドのお菓子
インドネシアの豊かさを感じるひとつの例がお菓子です。お菓子は人々のお腹がいっぱいで気持ちも食材にも余裕があって、さらに創意工夫を行う歴史と文化、知恵があって初めて生まれるものだと思うので。
インドネシアはたくさんの島々からなる国で、各地にそれぞれ伝統的なお菓子があります。まずはマナドのものをご紹介。ジャカルタのマナド料理屋 Beautika(マナド料理の特徴のひとつである豚肉料理はない)で買ってきました。お店にはこの何倍も種類があります。(お菓子の名前のカッコ書きは形状の説明)
1. クエ・クッ・メラ (赤)
すりおろしたココナッツを椰子砂糖 (グラ・メラ) やバターで甘く煮たウンティ (Unti) を、食紅で着色したもち米粉の生地で包んだお菓子。味は和菓子 (おもち)。中には茶色いウンティがたっぷり!とは言いにくいな。。。
2. クエ・クッ・ヒジャウ (緑)
あんこが緑豆 (ちょっときなこっぽかったのでもしかしたら大豆)。赤いのよりもこちらの方が優しい甘さ。あんこのお餅が食べたいときはこれでOK。
3. ドドル・マナド (白い葉っぱ)
豆系ではなくデンプンを使っているので、葉っぱで包まれたのを取り出す時ちょっとベトベトします。甘さ控えめ、シナモン風味、ヒマワリの種 (たぶん) 入り。さっぱりしていて何本でもいける。
4. チュチュール (茶色いUFO)
もち米粉に椰子砂糖とシナモンを加え、椰子油で揚げたお菓子。周りの独特な形は整形したものではなく、揚げると自然にできる形だそうです。中はモッチリ、周りはカリカリ。美味しいけれどかなりヘビーなお菓子。
5. ラランパ (緑の葉っぱ)
もち米をバナナの葉で包んで焼いたおやつ。けっこう脂っぽいです。具はピリ辛のカツオフレーク。インドネシアで会議に出ると必ずスナックボックスが出てきますが、これがよく入っています。
6. パナダ (揚げパン)
ピロシキのような形をした揚げパンで、生地はほのかに甘く具はピリ辛のカツオフレーク。マナドでポピュラーな調理パンです。これもスナックボックスの常連。
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