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2016年12月13日 (火)

ライラとマジュヌーン

アチェの本屋で「ライラとマジュヌーン」のインドネシア語版を見つけ、サウジアラビアのことを懐かしく思い出しました (過去記事はコチラ)。

「ライラとマジュヌーン」は中東地域で広く親しまれている悲恋物語です。詩才豊かな主人公カイスは、恋人ライラの名前を詩の中にうたってしまったため、先方の家柄を傷つけたとして求婚を拒否されてしまいます。ライラは他人に嫁ぎ、癒されぬ心の傷を抱いたカイスはやがて精神に異常を来します。マジュヌーン(気がふれた)と呼ばれ、砂漠をさまよい恋人の幻影を追い求めるカイスでしたが、ライラもまた恋人への想いと夫への忠節のはざまに苦しみ、やがては衰弱して死んでしまいます。この恋物語はアラビアの砂漠的環境に生まれ、その純愛と悲恋、詩のすばらしさなどから広く中東文化圏に伝えられ、時代時代で作品化されています。いわば、中東版ロミオとジュリエットなのです (ロミオとジュリエットがライラの物語を引用したという説も)。

ピンとくる方もいるかもしれませんが、エリック・クラプトンの「いとしのレイラ」は、当時ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドに恋をしてしまったクラプトンが、友人から聞いたこの物語と自分を重ね合わせたことから生み出されたのだそうです。

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