ソロのバティック
中部ジャワ州の首都ソロ。バティックがつとに有名ですが、その伝統的なモチーフはといえば、正直かなり地味な方。幾何学模様に、茶色、黄色、青が基本。あまりにもシブすぎて、これまで食指が動くことはありませんでした。
ところが旅とは不思議なもので、ソロというその土地に行ってみると、ムラムラと物欲が湧いてきました。「有名なバティック屋があれば連れてってくれない?」 タクシーにそう言うと、何も迷わず向かった先は、Batik Omah Laweyan。
あとで調べましたが、ラウェヤン地区はバティック屋の密集地。その中でもこのお店は、なかなかの評判でした。できるだけソロ伝統の柄と色使いがほしいと、店内をくまなく物色しましたが、なんだかどうにもピンと来ない。
シャツは何百着とあるのですが、伝統的なモチーフは鳴りをひそめ、モダンな柄が幅を利かせています。こんなんじゃないのになあと半分あきらめかけましたが、かろうじてほしいと思えるものが。でも、これはもともと自分が好きな、ジャワ島北沿岸部によくある魚介柄(エビ)です。
結局こういうのが好きなんだな、まいっか、と思ってすぐに購入を決めました。別の土地柄のモチーフですが、色使いは土気色でなんともソロらしい地味さです(実物は写真より黄土色が強い)。こんなのもまあ面白いではないですか。
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