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2017年5月 1日 (月)

カルティニ

カルティニ(Raden Adjeng Kartini)は20世紀初頭、インドネシア民族運動や女性の解放運動の先駆的な役割を果たした女性です。

ジャワの地方貴族の家に生まれ、小学校こそオランダ人の学校で教育を受けましたが、それ以降は当時の慣習により、6年もの間、閉居させられることに。

故あって閉居を解かれた後は、女性を対象にした私塾を開き、女性の経済的自立のための職業教育を目指しましたが、婚姻後、出産のため25歳の若さでこの世を去りました。

カルティニの短くも激しい生涯は多くの文芸作品を生みましたが、今年また、映画がひとつ誕生しました。

カルティニを演じるのは Dian Sastrowardoyo。"Ada Apa Dengan Cinta?" では青春の輝きを、そのパート2ではしっとりした大人の女性を演じていました(2本とも良かった)。内に秘めた強さを感じさせる、静かな泣きの演技はさすがでした。

カルティニの生涯を勉強してから観たので内容はだいたいわかりましたが、英語の字幕があったらもっとよかったのですが。。ただし、ジャワ語のセリフにはインドネシア語の字幕、オランダ語のセリフ(けっこうありました)にもインドネシア語の字幕がつくので、そこに英語を追加するスペースはなさそうでした。残念。

「ああ、本来は美しく、気高く、心優しく、信心深く、慎ましかったジャワ人の魂は、今はどうなってしまったのでしょう。この沈滞した何世紀もの間にそれはどうされてしまったのでしょうか? 私たちはよく、ジャワ人よりも心はオランダ人に近いと言われます。そういう批判は心を痛めます! 私たちは西洋の思想や感覚に影響されているかもしれませんが、私たちの血、私たちの血管の中を熱く流れているジャワの血は消すことができません。花の香りや、ガムランの響き、椰子の木をざわめかせる風の音、鳩の鳴き声、風にそよぐ稲の葉音などの中に、私たちはそれを感じるのです。」
(舟知恵・松田まゆみ訳『民族意識の母カルティニ』より)

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