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2018年4月 3日 (火)

朝ラー

「朝ラーメン」とは、藤枝市を中心に焼津市、島田市の通称「志太地域」で戦前から見られる、朝からラーメンを食べる食文化です。略して「朝ラー」。

夜明け前からお茶の取引を行う業者が、ひと仕事終えた後に食べられるよう、お店の開店時間はどんどん早くなっていったそうです。どのお店も朝6~8時開店、閉店は12~14時くらいです。

いくつか味の系統があり、伝統で言えばやはり「志太系」。鰹の効いたさっぱり醤油系スープ、のどごしの良い中細~中太平打ち麺、脂身の少ないチャーシュー、レンゲはなし、温(あつ)と冷(ひや)の2種類がある、という特徴があります。

元祖朝ラーのお店として知られる「マルナカ」(藤枝市)が提供するのも志太系。このお店、創業1919年、大正時代から続く老舗です。開店時間の朝8時半にはすでに多くの客が見られます。

中華そば(温)をひと口食べてみると、日本そばとラーメンのフュージョンといった趣。チャーシューから溶け出た脂がほんのわずかスープの表面に浮いていますが、ほとんど脂っ気ゼロ。

あっさりしていて和風ですが、これが何かと言われたら、やはり日本そばでもひやむぎでもなく、確かにラーメン。これなら朝からパクパクいただけます。

驚くべきことに、藤枝の人はこの中華そば(温)に続けて、「おかわり」と称し、冷そば(冷やしラーメン)まで食べるのが定番だそうです。もちろん自分もこれに従いました。

ガラスの器に盛られた冷そばは見た目にも涼しげで、温と同じく脂っ気ゼロ。少し甘いスープで、麺のツルッと感がさらに際立ち、添えられたワサビが絶妙に効いていて食べやすく、結局ペロリと平らげてしまいました。

藤枝の朝ラーメン、なかなかのものです。

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