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2020年4月 9日 (木)

タイ映画鑑賞:心霊写真

「心霊写真」は2004年のタイのホラー映画です。カメラマンのタンと恋人のジェーンは、友人の結婚式の帰り道で女性を轢き逃げしてしまいます。翌日、仕事先の学校でタンが撮った写真には女性の顔のようなものが写っていました。ここから恐怖の惨劇が幕を開けます。

この映画、日本では1996年の「女優霊」に始まり、「リング」「呪怨」と発展していく "Jホラー" に共通する怖さがあります。オカルト (悪魔) やスプラッターなどとはまったく違う、人間の怨念がテーマ。結局一番怖いのは人間だという。

ストーリーが二転三転するのもそう。この映画も一筋縄では行きません。しかも新事実が出てくるたびゾッとします。けっして後出しジャンケンではなく、伏線がしっかりしているからです。

白い服を着た長い黒髪の女の幽霊というイメージも上記3作品と共通。どこまでもしつこく追いかけられる場面など、監督のJホラーに対するリスペクトをすごく感じます。(少なくとも影響はあるはず)

画面が陰鬱な雰囲気なのもいいし、ラストシーンのすくいのなさも特筆モノ。いわゆるJホラーと異なるのは、怨念が不特定多数に向かうのではなく、あくまで因縁のある人だけを対象としているところ。日本の怪談噺そのものですね。だからより陰湿。

こう言ってはなんですが、幽霊役の女優がもう絶品の "幽霊顔"。こんなに幸薄そうで恨めしそうな顔の持ち主をよく見つけたなと。ちゃんとお化粧したらすごく美人だろうなとは思いますが、映画の中の見た目は間違いなくヤンデレでした。

ようやく一件落着したと思ったらその晩に襲われて、これは死んだと思ったらなんとか大怪我だけで済んで、これですべてが終わったと思ったらどんでん返しがあって、はい今度こそ死にましたと思ったら命だけは助かって、でも生きている方がさらに地獄という。。

個人的にはこれぞ "ザ・ホラー映画"。

361shutter

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