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2020年5月21日 (木)

タイ映画鑑賞:The Library

「The Library」は2013年のタイの恋愛映画です。30分の短編。図書館に務めるアンと、定期的に本を借りに来るジムとの、7年に渡る密かな愛の物語。図書館の標語 "Quiet Please! (お静かに!)" が影を落とします。

短編映画らしいサクサクした展開とラストの意外な種明かし。YouTubeにあるので、気になる方はぜひ (→コチラ)。

※ポスターの下にあらすじ (ネタバレ) を書きました。
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2006年7月11日、アンは図書館を訪れたジムに一目惚れ、彼の来館を心待ちするようになります。初めて会った時、アンには夫がいましたが、その後破局。逆にジムは女性を連れて来るようになり、1年後には結婚、その翌年には子供が生まれました。

2年の月日が流れ、今では娘を連れ家族3人で図書館に来るようになったジム。それを複雑な表情で見つめるアンでしたが、その裏で、ジムと妻の間には隙間風が。3年後、ジムは妻と離婚、愛する娘とは週に1回しか会えません。

ジムの心の隙間を埋めるように、アンとの仲が進展していきました。二人きりで訪れた深夜の図書館。アンは1冊の本 "地上より永遠に" を手に取り、ジムに渡しました。書架の扉のガラスをはさんで交わされる口づけ。

しかしそこから3ヶ月、ジムが図書館に現れることはありませんでした。彼の電話番号すら知らず不安になるアン。次に会ったら必ず気持ちを伝えようと決心するアンでした。

2013年9月1日、アンの元にあの本が返ってきました。ハッとして顔を上げると、そこにはジムと別れた元妻の姿が。彼女はジムが病気 (肝がん) で亡くなったことを伝えました。

誰も居なくなった夜の図書館で悲しみにくれるアン。図書カードに書かれたジムの名前に涙の粒が落ちました。ふとカードを手に取り裏返すと、そこにはジムの手書きのメッセージが。

「おそらくこれが最後のメッセージになるけれど、今までありがとう」 アンはふと何かに気づいたように、これまでジムが借りた本を次々と手に取りました。すると、すべての図書カードの裏に、ジムのメッセージが書かれていたのです。

初めて出会ったあの日、すでにジムはアンに気持ちを寄せていました。図書館に貼られた「お静かに!」のステッカーを気にして、ジムは言葉を発するのではなく、1冊目から図書カードに気持ちを記していたのでした。

もしもメッセージに気づいていれば・・・。ジムの笑顔を思い出し、嗚咽するアンでした。

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