2014年9月30日 (火)

サウジ人気質

サウジアラビアのある若者が、ひどい車の事故により障害を負いました。病院に入ったものの、手術には高額な費用が必要。

彼を助ける者はなく、そのうち家族も病院に来なくなってしまいました。さみしくなった彼はツイッターでつぶやきます。「誰も来てくれないな・・・」

すると、そのツイートにハッシュタグがつけられ、たちまちサウジアラビア国内で彼の存在が広まりました。

病院はツイッターを見た訪問客であふれかえり、彼の枕元には山のような花束とお土産が集まりました。中にはピザの差し入れも!

こういうのがサウジアラビア人らしいところです。おせっかいでひま人で、やっぱり根本的には優しいんですね。ドイツで手術を受けるため、13万ドルもの寄付金が集まったそうです。

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2014年4月15日 (火)

女生徒のスポーツが禁止に?

数日前のニュースです。2年前のロンドン・オリンピックに建国史上初の女子選手を送ったサウジアラビアですが、保守的な宗教界の圧力を受け、女子公立校の生徒のスポーツ(体育)が禁止されるかもしれません。

学校側は、宗教的にあれこれ言っても勝ち目はないでしょうから、最近社会問題化している肥満を防ぐため、という切り口でスポーツクラスを存続させようと主張しているようですが、男子生徒の肥満がまったく改善していないので、説得力は弱いようです。

いろいろと議論はあるでしょうが、子どもに多くの選択肢を与えてあげられない社会は、国としてのダイナミズムをいずれ失っていくのかなと。まあ自分は体育苦手だったので、マラソンとかなくなればラッキーですけど。。。(いや、男は関係ないのか…)

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2014年4月11日 (金)

3人の花嫁

昨年の出来事ですが、サウジアラビアでとある男性が意中の女性にプロポーズしたところ、彼女の結婚の条件はたったひとつ、「私の友だち2人とも一緒に結婚して!」

ショックを受けた男性でしたが、周囲からプレッシャーを受け、結局3人と結婚することに。アパートを3部屋借り、3人の花嫁との新婚生活が始まりました。

4人までの一夫多妻が認められているサウジアラビアですが、その場合はお金も時間も愛情も、均等に接しないといけません。

うーん、、、まったくうらやましくない話ですね。。。

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2014年3月27日 (木)

キングダムタワー

コチラの投稿で紹介した高さ1000メートルのキングダムタワー。いよいよ来月着工だそうです。

270本以上のくいを地下110メートルまで打ち込む基礎工事が完了し、ついにビルの施工が始まります。建設費は約12億ドル(約1200億円)とのこと。

完成は5年3ヶ月後の2019年6月予定で、これが完成すれば現在世界で最も高い建築物であるドバイのブルジュ・ハリファ(高さ828メートル)を抜いて世界一の高さになります。

しつこく言いますが、高さはきっと1001メートルじゃないかと。千夜一夜だけに。^_^

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2014年3月18日 (火)

女性虐待

2013年4月、サウジアラビアで初めて女性虐待に反対する広告が出されました。まだまだ実態は明るみに出ていないでしょうけれど、大きな一歩ですね。

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2014年3月15日 (土)

サウジアラビアで50の名前が禁止に

サウジアラビア内務省はこのほど、50の名前を子どもに名づけることを禁止しました。

それは宗教的機微に触れるもの(イスラエル首相の名前=ベンヤミンなど)、特に外国人を感じさせるもの(アリス、サンディーなど)、王に関するもの(マリカ=女王など)、その他。

名前はコチラ。(イギリスの報道ですが47個しかない・・・)

Abdul Aati
Abdul Mu’een
Abdul Musleh
Abdul Nabi
Abdul Naser
Abdul Rasool
Abrar
Al Mamlaka (the kingdom)
Alice
Amir (prince)
Aram
Barrah
Baseel
Basmala (utterance of the name of God)
Bayan
Binyamin (Arabic for Benjamin)
Elaine
Iman
Inar
Jibreel (angel Gabriel)
Kibrial
Lareen
Lauren
Linda
Loland
Malaak (angel)
Malika (queen)
Maliktina
Maline
Mamlaka (kingdom)
Maya
Nabi (prophet)
Nabiyya (female prophet)
Nardeen
Nareej
Naris
Rama (Hindu god)
Randa
Rital
Sandy
Sitav
Sumuw (highness)
Tabarak (blessed)
Taline
Tilaj
Wireelam
Yara

マリカって名前は好きだったんだけどなぁ。。。

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2014年3月11日 (火)

サウジアラビア労働者事情

1. 出稼ぎ労働者の夜逃げが止まらない

サウジアラビアで働く外国人労働者は700万人以上。2013年、そのうち7%に上る約50万人が、正規の手続きなしに行方をくらましたのだそうです。特に大都市で件数が多く、リヤドは200万人中15万人、ダンマンは56万人中4万人、ジェッダは100万人中7万人が行方不明となりました。

昔から優秀なメイドは他所に引きぬかれていくと言われていましたが、労働者の都合(要はより高い給料を払ってくれるオーナーの存在)によって勝手に雇用主(スポンサー)のもとを去ることはできません。パスポートも預かられていますしね。きっと仲介屋とかもいるのでしょう。需要があるから供給が必要になるという理屈ならまだしも、労働環境が劣悪でやむを得ず夜逃げした場合は、お互い不幸ですね。

2. サウジ女性店員がもたらしたもの

サウジアラビア政府は、ランジェリーショップから始まって、主に女性が買い物に来るお店の店員を、サウジ人女性にするプログラムを進めています。これまでは女性の労働が禁止されていたため、男性店員(外国人労働者)がそうしたお店に勤めていましたが、確かにイヤですよね、男性店員だと相談もできないし。なので、サウジアラビアは世界で一番ビクトリア・シークレット(カタログ通信販売)が売れる国だと言われていました。

しかしあろうことか、このプログラムによって経済的損失が8億リヤル (220億円) にも達しているという残念な報告が上がってきました。25%の中小規模店が閉店し、その数は今後もっと増えていく見込みとのこと。理由は簡単。サウジ人の給料が高いからです。外国人労働者の2倍の給料で、さらに2シフトで雇用するよう義務付けられるわけですから、お店のオーナーはたまったものではありません。

商工会議所などは、もちろんこのプログラムに異論があるわけではありませんが、単純にビジネスとして考えると、前途多難というのが正直なところのようです。ただし、女性の起業促進という側面もあるので、女性にとっては悪い話ではありません。今後は化粧品・香水、妊産婦グッズ、女性用靴・かばん、女性服飾店に、このプログラムを拡大していくそうです。

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2014年3月 7日 (金)

1歩進んで2歩下がる

サウジアラビア現地紙によれば、このほど、ヤンブーに女性専用の工業団地を作るプロジェクトが始動したそうです。

工業団地の敷地は50万平米、その中に交通機関、病院、役所、ショッピングセンター、ホテル、託児所、公園、スポーツ施設、職業訓練校など、生活に必要なあらゆるものが整備される予定です。

サウジアラビアには32の工業団地があり、工業品の生産高は2013年には1,490億サウジリヤル (4兆円) に達しました。

この工業団地では、宝飾品、デーツ(ナツメヤシ)、医薬品、伝統工芸品などの生産が見込まれており、最初に入るサウジアラビア人女性は50人とのこと。

あれ? 少ないな。じゃあほとんどの労働力は外国人女性なの・・・? まあ何はともあれ、女性がのびのび働ける場所ができるのはいいことです。

とはいっても、やはり政府の基本方針は女性の隔離なんですね。1歩進んだように見えて、実は2歩下がったんじゃないかなあ。。。

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2013年10月29日 (火)

No Woman, No Drive

今かなりホットなYouTubeビデオ☆

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2013年10月28日 (月)

抗議行動

「サウジ安保理入り辞退」のニュースが彼の地ではどう報道されているのか気になって、サウジの英字新聞(Arab News)を読みにいったのですが、今日の紙面(ウェブ版)には該当する記事はパッと見て見当たりませんでした。

中東の新聞では大手のAssharq Al-Awsatがサウジ擁護のコラムを大々的に載せているそうですが、この安保理辞退宣言、欧米が衝撃を受けているという割には、現地では大した受け止め方をされていないのかもしれません。

まあそんなわけで代わりに目についたのが、Arab Newsのトップページに掲載されていた「女性ドライバー12人拘留」という、ある意味国連問題より衝撃的なニュースでした。

これにはたぶん先週からの伏線があって、実は先週のニュースで、サウジ各所の運転免許試験センターに複数の女性が赴き、免許試験の申請書をもらおうとしたところ、どこのセンターでも「当局が許可していない」という理由で拒否された、というものがありました。

逮捕・拘留されたのは、サウジ西部地区の複数の都市で、40から50代の女性、合計12人。みんな同じ日(この日曜日)。おそらくですが、当局への抗議として、示し合わせて行動を起こしたのではないでしょうか。

みんな外国の運転免許を所持しており、運転技術に問題はなかったようですし、全員が必要にかられて運転したわけではなく、あくまで示威行動だったようです。助手席には男性(息子など)を載せていたそうです。

紙面に女性たちの声は何も載っていませんが、言いたいことはわかります。しかし、それをけっして認めないのが、今のサウジアラビアというわけです。女性たちも運転にこだわっているわけではなく、女性抑圧の象徴として車の運転を持ちだしているように思えます。

いわゆる自由主義社会である日本でも欧米でも、社会的弱者はたくさんいますし、男女の不平等も依然としてあります。イスラム的価値観を捨てたからといって、サウジ女性すべてが幸せになる保証はありません。

ありませんが、せめて、選択肢を与える必要はあるのかなと、うーん、、、まあ思うんですけどね。。。難しいんだろうなあ。。。ていうかアバーヤ(黒い外套)はみんな別に平気なのかな。これのほうが鬱陶しいと思うんだけど。。。

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