2009年9月28日 (月)
2009年8月22日 (土)
娯楽が貧困を救う⁉
「テレビ普及で人口抑制」 インドの新政策が物議 [2009.08.22 CNN]
貧しい農村に電気を引き、夫婦が夜遅くまでテレビを楽しむようになれば、子どもをつくる時間がなくなって人口増加を抑えることができる――。人口問題を抱えるインドで、世界人口デーの先月11日、アザド保健・家族福祉相がこんな政策を打ち出した。「わかりやすく、効果が期待できる」「いや、ばかげている」と、賛否両論が巻き起こっている。
オマル・モハメドさんは、国内で最も人口の多いウッタルプラデシュ州に住む80代の男性。「人口抑制策など聞いたことがない」と語るオマルさんには、男13人、女11人と計24人の子どもがいる。「これは私の意志ではなく、神様のおぼしめしだ」と、信じて疑わない。
一方、首都ニューデリーに住む2児の母、アンジャナ・アロラさんは「水も電気も不足しているのだから、子どもは2人までにしておくべき」という意見だ。9年前に生まれたアロラさんの娘は、「インドで10億人目の赤ちゃん」と認定された。国が直面する人口問題の一端を実感したとの思いがある。
国連の統計によれば、インドの人口は世界2位。今後50年以内に、首位の中国を追い越す見通しだ。現在でも、世界の貧困人口の50%が同国に集中しているとされ、人口抑制策は政府の急務となっている。家族計画指導や避妊具の無料配布を試みた結果、国内35州のうち14州で、「一家につき子ども2人」の目標が達成された。しかし残る地域、特に貧しい農村などでは、依然として一夫婦間の子ども数が平均3.5人にも上っている。
同国で人口問題に取り組む「インド人口基金」の代表者、A.R.ナンダさんは、テレビ普及で子どもの数を抑える案に「高い効果」を期待する。「国民にはっきりとしたわかりやすいメッセージを送り、合理的な考え方を促すことができる」と考えるからだ。「テレビが子作りを抑制した例はすでにいくつか報告されている」と、ナンダさんは指摘する。イタリアの性科学者が06年に実施した研究では、寝室にテレビを置いている夫婦はほかのカップルに比べ、セックスの頻度が約半分にとどまることが分かったという。
一方、アロラさんは、この案を「ばかげたこと」と一蹴。「国民の考え方を変える方法は、教育しかない」と主張する。オマルさんもまた、「テレビで華やかな世界を見た後は、もっと子どもをつくろうという気分になるんじゃないか」と反論している。
………こんなことを言うとあれですけど、このアイデア、あながち間違ってはいないと思います。エチオピアの田舎を何十回とまわって、自分もまったく同じことを考えました。まずはパイロットプロジェクトでも始めてみたらいいのに。
2009年3月28日 (土)
2009年3月19日 (木)
おおらか?
バトハの代理店でフィリピン人スタッフと話をしていた時のこと。彼はもう20年リヤドに住んでいて、あと2年で定年退職なのだそうです。そんな彼と交わした会話。
「じゃあ2年後はフィリピンだね」
「あぁ、家族がいるからね」
「子どもはいるの?」
「一人大学で勉強中、上の二人はアメリカの大学を卒業して、そのまま向こうで働いているよ」
「へぇ、お父さん、仕送りがんばったねぇ」
「まあね、本当によく20年も働いたよ、こんな町で」
そんなことを話しながら、それにしてもサウジって生活大変だよねぇ、などと一通りサウジの苦労話をお互いにした後、ふと彼が顔を暗くして、少し低い声で話し始めました。
「でも国に帰るのには問題があるんだよ」
「仕事がないの?」
「まあ仕事はもうね、それよりもさ…」
「ん?、どうしたの??」
「リヤドの奥さんがさ」
「ふんふん」
「マニラの奥さんとさ」
「!!」
ここでしばし絶句。彼はマニラに奥さんと子どもを残しサウジで働いているわけですが、なんとここには第二の奥さんがいるのだそうです。それが同棲なのかちゃんとした結婚なのかはさておき、第二夫人の存在は家族にも話してあって、子どもをサウジに呼び寄せた時にはきちんと紹介もしたのだとか。
「だって20年もやもめ暮らしなんて無理でしょ?」
いや、「でしょ?」って言われてもどう返事をしたらいいのか…。はたして2年後はどうなるのでしょう。穏便解決か、それとも修羅場か、かな~り興味津々。それにしてもさすがフィリピン人、おおらかというかなんというか。
2009年2月18日 (水)
フィリピン人のバイタリティー
さるレストランに行った時のこと、店員がメニューを渡しながら 「チャイニーズ?」 と聞いてきました。「ノー、ジャパニーズ」 と答えると、すかさず満面の笑みを浮かべて 「オレ、日本で働いてたんです」 といきなり日本語を話し始めました。フィリピン人の彼は、すぐ近くにいた別の店員を呼び寄せ、「これ、オレの友達です、よろしく」 となんだか強引に紹介してくれました。
メニューを頼みつつ日本語であれこれ話していると、「携帯の番号教えてください。友達になりたいんです」 とあきれるくらいの直球を投げてきました。「うーん、もう来月日本に帰っちゃうんでよねぇ (←ホント)」 とやんわりと拒否したのですが、「じゃあ日本の電話は?。また日本に行きますよ」 とけっこう食い下がってきました。「住所が決まってないんですよ、残念ながら (←ちょっとウソ)」 なんて感じで結局名前も電話もちゃんと教えませんでした。
フィリピン人と会って一通りの世間話の後こんな会話になったことはよくありますが、初対面からわずか1分くらいでここまで食いついてきたフィリピン人は初めてだったので、逆に見上げた根性だと感心してしまいました。友達になりたいのも半分は本当でしょう。ただ、それ以上のことは何もできませんからねぇ。ビザとか取ってあげられないし。それにしても、どれだけサウジの仕事が嫌なんでしょうか。
支払いの時、「サウジアラビア、大変でしょ?」 とお決まりの質問をされました。ここで本当のこと (決して嫌いではないこと) を言うとすごくがっかりされるので、いつものように 「本当に大変だよねぇ」 と適当に相づちを打つと、「ウンウン」 と満足そうにうなずいていました。たぶん彼らは本当にきついんだと思います。給料不払いとか人間扱いされないとか、いろいろ聞きますから。
店を出る時、広い店内に響き渡るほど大きな声で 「どうもありがとうございましたー! (←もちろん日本語)」 と言ってくれましたが、正直、恥ずかしかったです。周りのサウジ人の視線が痛かったし。しかしこの店は二度と行かないだろうなぁ。今度行ったら 「友達OK!」 と言っているようなものだし。というかご飯がいまいちだったんですよね。そっちの方が大きいかな。「この料理、日本でビジネスできる?」 と聞かれた時も、「絶対無理!」 とは言いませんでしたが、「ちょっと難しいかも」 と思わず口をついて出てしまいましたから。
いずれにしても、こういうバイタリティーのある人にいつか幸運 (お人好しの日本人?) が巡ってくることを祈ります。
2009年1月31日 (土)
インドネシア料理
リヤドのスレイマニヤ地区のプリンス・マムドゥーフ通りには目移りするほどレストランが軒を連ねています。アラブ料理、インド料理、中華料理、ファストフードなどよりどりみどりですが、その中にインドネシア料理屋 「デンデン (Dendeng)」 があります。この通りは今まで何度も車で走っていたのですが、店の看板がアラビア語ばかり目立っていたので、まさかインドネシア料理だとは思いませんでした。
ということで人を誘って行ってみましたが、料理の方は、正直言うとなんだかとってもいまいちでした。ガドガドは野菜があまり入っていなくてえびせんばかり。ミーゴレンはスーパーで売っているインスタント麺。ナシゴレンは自分で作る醤油チャーハンを思い出して、おいしかったですがレストランの食事ではないなと思いました (家庭の味とも言えますが)。全体的に見た目もちょっと…。でもサテは普通においしかったです (鶏、牛、エビ)。
店の名前にもなっているデンデンは牛の干し肉を揚げたもので、パリパリしておいしかったですがやはり相当脂っこい。ルンダンは牛肉をココナッツミルクで煮た料理で、味はけっこういいのですがやはりしつこい味なのでたくさんは食べられませんでした。オセン・ジャワはレストランで出てくる料理とはちょっと言い難いような。いや、別にまずくもないし普通に食べられましたけど。アヤム・ケチャップ (鶏) が一番おかずらしくておいしかったかな (トマトケチャップではなくてインドネシアのケチャップ・マニスです)。
たぶんチョイスを間違えなければきっと満足できるお店だと思います。一人で行った時に頼んだナシ・チャンプル (4枚目の写真/ご飯+おかず4品=260円。6品と9品のバージョンもあり) はとてもおいしかったですから。この時はズラリと並んだおかずの中から自分の好きなものを選ぶシステムだったのが勝因ですね。いずれにしてもアジア料理のお店は貴重ですから、これからも頑張ってほしいものです。
2009年1月24日 (土)
ご馳走カレー
サウジアラビアで食べるカレーは、インド人がインド人のために作る本場のカレーです。普段はオレイヤロード沿いにあるマラズレストランという大衆食堂でばかり食べていて、1人で行く時はもっぱら7リヤル (180円) の定食 (ご飯にミートカレー1種と野菜カレー3種がついている、ご飯と野菜カレーはおかわり可能)、数人で行く時は単品カレーを何種類か頼んでも1人あたりせいぜい15リヤル (390円) ですみます。インド、パキスタンのタクシー運転手でいつも大繁盛していますが、なるほどこの値段では文句のつけようがない見事な味です。
そんなわけでマラズレストランには大いに満足していましたが、ある日ふと高級インド料理屋に行ってみたくなりました。マラズではもう決まったものしか食べなくなっていたし、初期の頃のように本当においしいと思って食べることもなくなっていました。何か壁のようなものにぶつかっていて、あんなに好きだったインドカレーへの情熱が冷めつつあることに妙なあせりを感じていました。「もう一度インドカレーの素晴らしさを味わいたい」 大げさに言えばそう思ったわけです。目指すは「アヴァドゥ (Avadh) レストラン」。ガイドブックによれば、リヤド在住インド人おすすめの高級店だそうです。
夜、ライトアップされたレストランの店構えはなかなかの高級感。広い店内は噴水が流れていたりして、高そうな感じがひしひしと伝わってきました。メニューを見ると、なるほど高い。肉のカレーは全部56リヤル (1450円) だし、スープからして16リヤル。「スープがマラズの定食2食分」 などという計算が一瞬頭をよぎりましたが、逆に、この値段で一体どんなカレーが出てくるんだろうと期待も一気に高まりました。
メインはやはりマトンにして、いくつもある中から一番のおすすめを店員に聞き、素直にそれを注文しました。あとはレンティルスープ、パンの盛り合わせ (ナン、チャパティ、パラタ)、ニンジンのデザートと紅茶。本当はもう1品野菜カレーを頼もうと思ったのですが、ここで店員がキッパリと注文を繰り返してきたので、「あぁ、もう終わりなんだ」 と悟り、無言でメニューを返すしかありませんでした。ちょっと雰囲気に飲まれた?
やけにクローブが効いたレンティルスープを食べ終わり、なかなか出てこないメインディッシュのブナ・マトンを待っている時間はとても長く感じました。いや、実際長かったです。カレーなんてチャッチャッと作れるようなイメージがあったので、「高級店はずいぶんもったいぶるなぁ」 などと思いつつじっと待っていたのですが、ようやく運ばれてきたそれは、まるで予想だにしない料理でした。なんとパイ包みです。もちろん初めて見ました。これなら時間もかかろうというものです。
思わず動きが止まってしまったこちらを横目に、店員がさっさとパイを開けようとしたので、「ちょ、ちょっと待って、写真を…」 と言いながらあわててカメラを取り出しました。写真を撮るのは少し恥ずかしかったのですが、店員の方は 「ふむふむ」 と満足そうにうなずいていたと思います。写真を撮った後は店員がおもむろにパイ皮を開き、中から肉とたっぷりのカレーをお皿に取り分けてくれました。こう見るとまるで洋食ですね。でも、立ちこめるスパイスの香りの向こうには、確かにインド悠久の大地が見え隠れしていました (←言い過ぎ)。
カレーそのものはコルマ (ヨーグルト、生クリーム、ナッツのペーストがベース) の味に似ていました。しかし色はもう少し茶色。ブナ (Bhuna) というのはどうやらタマリンドとトマトが入ったソースを言うようですが、このカレーもやや甘酸っぱくて辛さひかえめ、マイルドですがコクのあるカレーでした。お肉もたくさん入っていて実質2人前の量なので、56リヤルもそう高い値段ではありません。実は甘ったるいコルマ系よりはスパイスの香りがガツンと鼻腔に抜けるマサラ系の方が好きだったりしますが、これは香りと味に奥行きがあってかなり満足度の高いカレーでした。
チャパティがおいしいのにもびっくりしました。これまで灰色でいかにもな感じのチャパティしか食べてこなかったので、この店の白っぽくて甘味のあるチャパティは一緒に出てきたナンよりもおいしいと思いました (もしかして全粒粉じゃないのかな)。紙のように薄いのに焦げ目もついてきちんと焼けていたのも技ありです。カレーのパイ皮も食べようと思ったのですが、それでなくともパンが山盛りだったので、食べたのはほんの一口か二口。でもパイ包みには甘いカレーがしっくり来るのかなと思ったりしました。
単純に値段を考慮して、この味が大衆食堂より5倍も6倍もおいしいかと言われるとそう断言する自信はありませんが、やはりパイ包みという自分にとって未知のスタイルを味あわせてくれたことに感激しました。これがこの店のシェフの思いつきなのかそれとも歴史ある料理手法なのかはわかりませんが、やはり庶民の台所とは一線を画す、まさにご馳走カレーでした。ミルクセーキ風味のニンジンのデザートも、食事のしめにふさわしい穏やかな味で満足満足。ということで、まだまだカレーは奥が深いなぁと思い知らされた食事でした。
2008年12月19日 (金)
香港B級グルメ②
香港の空港で思わぬ舌鼓を打ちました。
①豚モツ入りお粥、豚肉入りライスロール、豆乳のセット (珍満粥)
香港のお粥はおいしいですねぇ、本当に。しみじみとうまい。サウジを夜12時に出発して香港の空港に着くといつも時差ボケでフラフラですが、そんな時でも優しく胃に流れ込んでいきます。よく見れば安い材料ばかりですが、出来上がるのはこの上なく上品な料理。中華料理職人の魂を感じます。甘い醤油をつけてツルリといただくライスロールもおいしかった。
②水餃子入りラーメン、魚の皮のフライのセット (陳福記)
このラーメン、見た目はどんくさいですが、実は手延べ麺だったりして空港のレストランにしては本格的すぎる一品。しっかり最後の一滴までスープを飲み干しました。魚の皮がまたカリカリでおいしかった。どうしたらこんなにカリカリに揚げられるのか不思議。
香港B級グルメ万歳!
香港B級グルメ①
尖沙咀、厚福街の「桂記」で「招牌雲呑麺」を食べました。ピンポン玉をふた回り大きくしたくらいの立派なエビ雲呑が4個も入っています。桂記の雲呑はこれまで香港で食べた中でもひときわ大きく、3回くらいに分けて食べないととても口に収まりきれません。プリプリの食感、口中にあふれるエビの旨味。なかなかの人気店と聞きましたがそれも納得です。しかしおいしいのは雲呑だけではありません。スープはコクがありながらもきれのある味わい、細麺は噛むとプチプチと小気味よく切れていく絶妙のゆで加減で、トータルバランスも申し分なし。これで19HK$ (250円) なんだから文句のつけようがありません。またひとつお気に入りの店ができました。
厚福街でもう一軒、「正仁利潮州菜館」に行きました。ちょっと奮発してフカヒレスープを頼み、あと一品何にしようか迷っていると、店主からしきりにカニをすすめられました。横のテーブルのカップルも食べていたのできっと名物なんでしょう。でもそんなにお腹が空いていなかったので、結局潮州焼きそばをひとつだけ頼みました。フカヒレスープは濃厚のひと言。焼きそばは素朴な味。料理と一緒にだされた小さい茶碗にいれられた苦いお茶が、口の中の油をさっぱりと流してくれました (工夫茶というのかな?)。最後に何か甘い物がほしくなり、漢字のメニューから「潮州ナントカ芋」というのをオーダー。ホクホクに揚げられた少し甘味のある芋を砂糖でカリカリにコーティングした熱々のお菓子で、見た目はいまいちですが後を引くおいしさでした。
いやはや、満足満足。
2008年9月17日 (水)
より以前の記事一覧
- セブ島のホテル 2008.09.16
- ブタの丸焼き 2008.09.12
- フィリピンの宇多田ヒカル? 2008.09.06
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