2021年2月23日 (火)

映画鑑賞:Shadow in the Cloud

クロエ・グレース・モレッツ主演作品「Shadow in the Cloud」を観ました。本作のジャンルは「アクション、ホラー、戦争」とありましたが、実際には「社会風刺、ミステリー、モンスター、フェミニズム、ラブロマンス (不倫)、家族」などが加わり、次々と驚愕の (トンデモ) 展開が繰り広げられる怒涛のジェットコースタームービーでした。

何も考えずただひたすらクロエの可愛さと八面六臂の大活躍を観て楽しむことを念頭に置いておきさえすれば、最高の1本となり得るでしょう。本作の彼女はとにかく強く美しい。リプリー (エイリアン) やサラ・コナー (ターミネーター) を超えました。

しかしなかなかの問題作でもあります。とにかくクロエの活躍がすさまじいのと (身体能力はX-MEN並み)、ストーリーにいろんな要素を詰め込みすぎ。ここであらすじを書いてもおそらくほとんどの人は「そんな馬鹿な」と思うでしょう。それくらい衝撃的。

折れた指を自分でまっすぐに直すクロエ。空飛ぶ飛行機の底面 (外です) をボルダリングのように移動するクロエ (その姿勢のまま鉄パイプを機体から引き抜き翼の下に引っかかったバッグを奪回)。機内で暴れるモンスターを撃退するクロエ (男たちは殺られる)。敵機を撃ち落とし自分で操縦までするクロエ (背面飛行や不時着も成功)。クライマックスはモンスターを素手でボコボコにするクロエ (男たちは傍観)。ラストは取り戻した赤ん坊に授乳するクロエ。。

良くも悪くもこんな常軌を逸した作品によく出てくれたなと、クロエを褒め称えたいです。さあ次は「トムとジェリー」だ。

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2021年2月18日 (木)

タイ映画鑑賞:Karma (Arbat)

「Karma (またはArbat、Arpat、Pret Arbut)」は2015年のタイのホラー映画です。少年院に2年入った後、父親から出家するよう言われ、バンコクから地方の小さな村のお寺にやって来た少年サン。仏門に入ってからも仕事をサボってタバコを吸ったり村の女の子に興味を持ったり、生活態度を改める気配はありません。

サンが寝泊まりする宿坊には夜な夜な変な浮浪者が来るし、バンコクの彼女には絶縁されるし、たびたび女性の幽霊を目撃するしで、サンのイライラは爆発寸前。そんな不満も同じ年頃の先輩僧ティンとの雑談や、女の子ファイとの密会で多少は緩和されますが、ついにサンは、ファイを連れてお寺を逃げ出すことを決めました。ところが。。

実はサンの宿坊には忌まわしい過去が隠されていて、それは村全体を覆う暗い影でもあったのです。寡黙な住職、浮浪者、ティン、いったい彼らは何者なのか。そして女性の幽霊との関係は。愛することが罪ならば、愛ゆえに人は罰を受けなければならないのか。罪を償うとは何なのか。カルマとは。僧になる意味とは。そして最後にサンが下した決断は。

物語の舞台からして、非常にタイ的な作品です。一方で、内容はいわば破戒僧の物語ですから、ストーリーは革新的。敬虔な仏教国タイではさすがに過激と受け止められたのでしょう、一時は上映中止命令も出されました。最終的には検閲 (2分間のシーンをカット) を受けた上で上映にこぎつけ、事前の騒動もあり、結果的に映画はヒットしたそうです。

禅問答のような会話もふんだんに見られ、ホラーとはいえなかなか考えさせられる作品です。プロットが秀逸なので、観終わった直後にもう一度、確認のため再視聴してしまいました。ネタバレした上でもう一度観ると、ますます「うまくできているな」と感心させられるのでした。

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2021年2月17日 (水)

タイ映画鑑賞:Phobia (4bia)

「Phobia (4bia)」は2008年のタイのオムニバスホラー映画です。テイストの異なる4つの物語が、実はそれぞれつながりがあるなど、ヒネリを効かせた設定も (あくまでクスリとなるくらいですが)。タイではヒットし、続編「Phobia 2」(→過去記事) も作られました。

#1. Loneliness (孤独)
乗っていたタクシーが横転し足を骨折したピンは全治3ヶ月、アパートに閉じこもる生活を送っていました。ボーイフレドのプアックもチェンマイに出かけてしまい、孤独を感じていたピン。そんなピンの携帯電話に、ある夜、見知らぬ番号からメッセージが届きました。彼もまた孤独なのだと言います。最初は彼のメッセージを楽しみにしていたピンでしたが、自分をずっと監視しているような物言いに、だんだん恐怖を感じるように。そしてある夜、ついにピンのもとにその男が。恐怖に駆られたピンは高層階の窓から落下。道路に叩きつけられ、目を見開いたまま死んだピンの瞳に写ったものは、彼女がふった元カレのトンを乗せた霊柩車でした。トンは失恋を苦に、道路に飛び出しタクシーに轢かれ亡くなったのです。その事故でタクシーは横転、乗っていたのがピンでした。【トン:僕はソフィア妃と話せるんだ】

#2. Deadly Charm (死の呪い)

クラスの目立たない生徒ンギッドのせいで、薬物摂取を学校に知られてしまった不良グループ (男子4人、女子2人)。ンギッドはグループから手酷いリンチを受け、深夜の高速道路に捨てられてしまいました。日付は変わり、たまり場で賭けトランプをしていた不良グループのもとに、思いつめたような表情のンギッドが現れました。しかしまたも殴られ手にしていた本を落とすンギッド。その本を拾い上げページをめくったヨー (女子) が、悲鳴とともに倒れ込むと、壁から露出していた太い鉄筋がヨーの首に突き刺さりました。目から血を流して高笑いするンギッド。本の中身を見るたびに、次々と悲惨な死を迎える彼ら。最後に残ったのは、彼らの中にあってただ一人心優しきピンク (女子) でした。保護された警察署の一室で、ピンクにこの本を読めと迫る亡霊たち。ピンクが選んだのは、自分の眼球をえぐり出し、本を読めないようにすることでした。【目を見開いたまま死んだ人間 (第1話のピン) の写真を使った黒魔術】

#3. The Man in the Middle (真ん中に寝た奴は死ぬ)

人里離れたチェンマイの山奥に、キャンプとラフティングを楽しむためやって来た悪友4人組 (エー、テル、シン、プアック)。夜、テントの中で怪談話に花を咲かせると、寝る前にエーが「自分が死んだらみんなのところにもどって来るよ」と言いました。翌日、ボートが転覆し、急流に投げ出される4人。3人はなんとか岸にたどり着きましたが、エーが行方不明になってしまいました。その夜遅く、エーはテントにもどって来たものの、どこか様子がおかしい。いったい彼は生きているのか死んでいるのか、疑心暗鬼になる3人。ドタバタの末、彼らが最後に目にしたものは、川に浮かぶ4つの死体でした。【姉はフライトアテンダント】

#4. Flight 224 (フライト224便)

会社からの電話で起こされたフライトアテンダントのピム。去年、新婚旅行でプーケットに行ったバーニスタン公国のソフィア妃から、また同じフライト、同じクルーでプーケットに行きたいという依頼があったのです。ただし今回アルバート王子はおらず、ソフィア妃のみ。王子夫妻には最近不仲の噂も流れていました。当日、ピムが空港に行くと、一緒に乗る予定だった同僚のトゥイが急遽行けなくなったと聞かされました (弟が昨晩チェンマイの川で溺死)。テイクオフの後、ソフィア妃にサービスを始めるピム。妃の指には、ピムと同じ指輪がありました。実はピム、アルバート王子とはプーケット旅行の後、こっそり密会する仲になっていたのです (証拠写真あり)。

その後、ピムの不注意からアレルギーのエビを口にしてしまったソフィア妃は、その晩プーケットのホテルで亡くなってしまいました。すぐに遺体を祖国に返すことになり、ピムは客席に置かれた遺体とともにフライトに搭乗、想像を絶する一夜を過ごすことになるのでした。劇中、思いの外気の強い (性格の悪い) 一面が明かされるピム (コーヒーを◯◯でかき混ぜるとか)。エビの件も意図的だったかもしれません (ソフィア妃も負けないくらい性格悪そうでしたが)。最後は恐怖から「二度とこんなこと (不倫) はしません」と泣き叫ぶピムでした。

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2021年2月16日 (火)

個展:Pillow Book

BTSトンロー駅の真横にあるギャラリー "Palette Artspace" で、タイ人アーティスト Nit Chaingewkham氏の個展「Pillow Book」を観てきました。春画やカーマスートラの世界をタイ風のペインティンクで表現したもの。画の数は少ないですが、観るのは無料でした。
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観終わったあとは、1階のカフェでコーヒーを1杯。美術の本がいくつも置いてある棚の中でパッと目についたのは、タイ映画 "May Who?" のアートブック (設定資料集)。大好きな作品なので、大変興味深く目を通しました。(→映画過去記事)
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2021年2月13日 (土)

タイ映画鑑賞:Alone

「Alone」は2007年のタイのホラー映画です。ホラー、サスペンス、サイコスリラーなどがうまく練り込まれた、思わず背筋がゾッとするような作品。シャム双生児が主人公な点もタイならではです。場面が外国から始まるストーリーにもしっかり意味があったし、終盤の展開には非常に驚かされました。

同様の "真面目ホラー" では、"心霊写真"、"Coming Soon" もしっかり怖がらせてくれましたが、3本の中では一番上質な作品だと思いました。エグさで言ったら心霊写真が群を抜いて陰湿ですが、脚本の上手さではやはり本作を推したい。本当に怖いのは、オバケよりも実は・・・、みたいな。

ネタバレしない程度にあらすじを書くと、韓国で働くピム (ヒロイン) にタイの病院から電話が入ります。タイで一人暮らしの母親が危篤に陥ったため、同居人 (夫?) のウィーとタイに戻るピム (母親は一命は取りとめます)。久しぶりに実家に戻ったピムは、かつてシャム双生児として身体がつながっていたプロイの幻影に悩まされます。

15歳で行った分離手術のせいでプロイが死んでしまったと今でも思い悩むピム (現在31歳) に、精神科医を紹介するウィー。最初は憤るピムでしたが、夜な夜なプロイのおぞましい姿に悩まされ、診療を受けることにしました。

精神科医はピムの心の問題であることを説明し続けますが、ピム自身、そう思おうとしても事態はまるで改善しません。一方、ウィーの目にもすりガラス越しにプロイの姿が写ったりします。実は彼らの関係は、15歳の頃、同じ病院に入院していた患者同士だったのです。

つながった身体を入院患者たちから常に奇異な目で見られるピムとプロイ姉妹。そんな二人のうち、ウィーはピムに好意に持ちました (外見はまったく同じですが)。じきにウィーとピムは心を通わせるように。一足早く退院日を迎えたウィーを、どうしても見送りたかったピム。しかしプロイが頑としてベッドから降りず、最後にひと目、窓越しに彼を見ることすらかないませんでした。

結果的にピムは強い自立心が芽生え、二人は分離手術をすることに。その後の経緯は省かれていますが、何やかやあってプロイは亡くなり、ピムはウィーと結ばれ、そしてタイを離れ韓国に住んでいたというわけです。

母親の容態がようやく安定し、母親を連れて韓国に行くことが可能となり、精神科医の助言である「最善はタイを離れ韓国に戻ること」を実行に移そうとしていたウィーですが、煮え切らないピム。果たしてピムはプロイの呪縛を解けるのか。そしてなぜここまでプロイの呪縛が強いのか。そこには驚愕の真実が・・。

まず、自分は萩尾望都先生の名作「半神」を思い出しました。分離手術の結果、もう一人が衰弱死する可能性を知りながらも、手術を望んだシャム双生児の女性の物語です。プロイが亡くなったのはそういうことなんだろうなと思いながら観ていたので、プロイの姿がおぞましければおぞましいほど、怖さよりむしろ哀しさが伝わってきました。

きっと結末もそんな感じのまとめ方なのかなとうっすら想像しながら観ていましたが、いやいやどうして、一筋縄では行きませんでした。しっかり怖い。まじホラー。これは名作。

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2021年2月12日 (金)

中国映画鑑賞:I Remember

2020年12月に中国で公開された「I Remember」は、タイ映画「One Day (一日だけの恋人)」(→過去記事) のリメイク作品です。実はどのウェブサイトにもリメイク作とはっきり書かれてはいないのですが、視聴者レビューにみんな書いてくれています。

自分はポスターを見てすぐに One Day かなと思いました。冬の北海道を舞台にしたピュアで切ないラブストーリーである One Day は、タイ映画の中では比較的日本人に知られている作品かなと思います。

本作はタイ語吹き替え (字幕なし) でしたが、ストーリーはわかっているので問題なしと思い、映画館に観に行ってきました。舞台は北海道からフィンランドに変わっています。ヒロインの "行きたい場所・やりたいことリスト" もそれに合わせて変更。

作品の長さがオリジナル (One Day) の135分から100分へとかなり短くなっているので、ストーリーはサクサク進みます。これは良し悪し。美女がだんだんとキモ男に心を開いていく過程が、やはり少し足りなかったかなと。

オリジナルのヒロイン "ニッター・ジラヤンユン" と、本作の "アンジェラベイビー" をくらべたら、世界的な知名度は圧倒的にアンジェラベイビーでしょう。でも、こと作品世界で比較してみると、どちらが魅力的かと聞かれたら、自分はニッターを推します。

それだけオリジナルは心を打ついい作品でした。実は本作、ストーリーどころかカット割りまでオリジナルにかなり忠実。セリフ回しもたぶんそう。ただ、だいぶストーリーを端折ったのと、ラストシーンが付け加えられていたのが大きな違い。

このラストシーン、オリジナルを観た人たちが切に望んだものとも言えますし、いやいやそこは想像力で補うべきでしょ、とも言えます。自分はと言えば、うーん、オリジナルの方がより胸に迫ったかなあ。本作のラストシーンも良かったですけどね。

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2021年2月 8日 (月)

タイ映画鑑賞:Coming Soon

「Coming Soon」は2008年のタイのホラー映画です。タイ映画にありがちなコメディ要素はなく、ひたすら真面目に怖い映画を目指した作品。おそらく監督はホラー映画が大好きなんでしょう。最初から最後まで怖い演出がたっぷり練り込まれています。

といっても、ホラー映画ではわりと王道の演出が続くので、ちょっと教科書的かなとも思ったり。ホラーを見慣れた人には少し物足りないかもしれません。逆に、普段あまり映画を観ない人だと、仕掛けが多く構造がやや複雑に感じるかも。

まずは劇中劇、いわゆるメタフィクションで始まるこの映画、主人公シェーンはシネコンの映写技師で、同僚のヨットと共謀して新作ホラー映画「Revengeful Spirit (復讐に燃える魂、といった題名)」を公開前にこっそり撮影して、半グレに売り渡そうとします。

深夜、シェーンがフィルムをセットし、ヨットは客席でビデオを回しスクリーンを撮影し始めました。しかしそのまま眠ってしまったシェーンが翌朝目を覚ますと、ヨットの姿はなく、床に転がっていたビデオを巻き戻して観てみると、、というところから物語が動いていきます。

シェーンのギャンブル癖に嫌気がさして別れたばかりだった同僚のソムとともに、シェーンは自分の命を守るため、真相を突き止める決意をします。実はこの映画 (Revengeful Spirit)、実際の事件に基づいて作られたものだったのですが、元凶は死んだ犯人の呪いなのか、それとも。。

どんでん返しがあったりループがあったり最後に伏線が回収されたり、そしてラストシーンにまたメタ構造が出てきたり、けっこう凝った作りです (逆にちょっと考えすぎかも)。これ以上はネタバレになるので書きませんが、とにかく実際に観て怖がってもらった方がいいですね。

タイのホラー映画としてはちゃんと怖がれるので秀作だと思いますが、クラシックになれるか、くり返しの鑑賞に耐えられるか、と言われたら、そこまでではないかも。一番の問題 (と個人的に感じる点) は、主人公が対峙する元凶のビジュアルが、正直そんなに怖くないんですよね。

丸顔だからかな、全体の雰囲気は怖いんですが、顔面アップの恐怖度がどうしても足りないというか、今ひとつ恨めしさが足りない感じ。あとヒロインであるソムのクライマックスの演技が若干不満。美人さんですが、もうひとつ感情を上乗せしてほしかった。

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2021年2月 4日 (木)

タイ映画鑑賞:タイバーン×BNK48

「タイバーン×BNK48 (Thibaan x BNK48)」は2020年1月に公開されたタイのコメディ映画です。BNK48から8人 (モバイル、ナムヌン、ケーオ、ヌーイ、プーペ、ターワン、カイムック、ナムサイ) が本人役で登場。この映画ではBNK48は彼女たちだけという設定のようです。だいぶ人数を絞っていますが、さらにこの中でも目立っていたのは新曲を任されるモバイル、伴奏で先生を助けるケーオ、そしてまとめ役のヌーイくらいだったかなと。

実はもともとあったイサーン (東北タイ) を舞台にしたコメディ映画「タイバーン・ザ・シリーズ」の世界観にBNK48が入って作られたコラボ作品で、このシリーズを知っているとより楽しめる感じ。というか知らないとハテナマークが浮かぶこと必至です。なんであの間寛平さんみたいなオカッパ頭の青年とあんな美人たちがカップルや友人 (以上恋人未満) なんだと思って観ていましたが、後でそういう地続きのストーリーラインがあることを知って一応納得。

物語は、BNK48の次の曲をルークトゥンやモーラム (タイの大衆歌謡、民謡、田舎歌) のような曲調にするため、秘密裏にメンバー8人をイサーンのシーサケート県の田舎町に送るところから始まります。同行するのはバンコク在住のイサーン出身ソングライター (オカマ先生)、現地で面倒を見るのはオカマ先生の地元の友人 (オカッパ頭)。田舎の環境に面食らいながらも、レッスン生活をスタートするメンバーたち。

最初はオカマ先生の言うことが理解できないメンバーたちでしたが、それもだんだんわかるようになり、田舎の良さにも気づいていきます。オカッパ頭の恋人や弟、謎のくじら先生も巻き込んで泣き笑いのにぎやかな生活を続けた結果、新曲も心をこめて歌うことができるようになりました。そして物語は急転、意外な結末を迎えます。AKBグループという意味ではそういうのもあり得るなと、変なリアル感がありました。

映画は総じて面白かったです。ことさら美しい田園風景ではない、普通の何もない田舎の感じが良かった。映画はタイ人にもウケたと聞きますが (イサーン方言の面白さもあったのかなと、自分はそのニュアンスはわかりませんでしたが)、何より映画の挿入歌 "ドーディドン (Doddidong)" がYouTubeでものすごい数で視聴されています。発表から1年経った現在の視聴回数はなんと1億4000万回。3年前の恋チュン/タイ語版 (1億8000万回視聴) はさすがにモンスター楽曲なので異例としても、それを除けば他のBNK表題曲とは桁違いの人気です。

でも、映画の中でドーディドンは完成された楽曲としては披露されていません。というかルークトゥンのさわりとしてオカマ先生が口ずさんだくらいで、その時もメンバーはぜんぜんついてこれず。また、BNK48の新曲として作られた "心の底から (From the heart of this young woman)" という歌も、YouTubeで視聴できます (実際には2曲ともタイ語のタイトルのみ)。ドーディドンがこてこてのタイ歌謡、心の底からはしっとりしたバラードです。こちらもいい曲。

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心の底から

自分は本作を観るまでドーディドンの楽曲の良さがまったくわからなかったのですが、今となってはくり返し聴く毎日です。なぜこの路線 (タイオリジナル) で表題曲を出さないのかと、グループの戦略に不満を抱えるほど (いま最新の表題曲がワロタピーポー/タイ語版・・・)。AKBのコピーもいいですが (メンバーもそれに憧れてアイドルになったのだと思うし)、今後は是非こういうのもやってほしいです。
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なお、BNK48メンバーだとこれまで映画の出演作を観たチャープラン (→ホームステイ) とオーン (→App War) くらいしか顔をはっきり認識していませんでしたが、今作で活躍した3人もちゃんとわかるようになりました。でもサポートで出ていた女優の方が演技も顔もよかったかなとか思ってしまったり。タイバンー・ザ・シリーズから出ているその女優が下の2人 (右肩:Thanwaporn Nasombat、左肩:Siriamol Onkoon)。本当になぜこのオカッパ頭 (Nattawut Sanyabut) がこんなにモテモテなのか。。
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2021年1月30日 (土)

バンコクのDVDショップ

昔と違って今はバンコクもDVDショップはだいぶ減ってしまったように思います。行ったことのあるショップは次の3つですが、どこも規模は小さく、品揃えは限定的。もうみんな Netflix などオンラインで観る時代なのかなと思ったり。

1. LIDO (BTSサイアム駅の下)
総量は少なめですが、映画好きが仕入れている感じのラインナップです。ハリウッド大作、話題作、過去の名作、日本やアジアの作品など、内容は充実しているんじゃないかと。並べ方もまとまっていてわかりやすいです。タイ映画も少ないながら "Malila" などいい作品がありました。(→Malila過去記事)
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2. Boomerang (セントラルワールド)
ショッピングモールにあるチェーン店。売り場面積は3つの中では一番大きいです。DVDに加えブルーレイも。洋画の有名作品はけっこうあります。日本アニメもLIDOよりプラスアルファある感じ。タイ映画は一番たくさん並んでいましたが、それでもかなり少ないです。有名作品はほぼなし。"Ploy" で鮮烈デビューを飾った Apinya Sakuljaroensuk の出演作 "I carried you home" を見つけてラッキー。 (→Ploy過去記事)
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3. New Age (フォーチュンタウン)
昔ながらのやばそうなDVD屋。フォーチュンタウンに行ったら一応のぞいていますが、自分が買いたいものはないなあ。洋画の有名作品とか中国・韓国の作品とかはそれなりにあります。タイ映画も少しありますが、良さげなものはまったくなし。
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2021年1月17日 (日)

ドラえもんとルパン

1月16日から27日までSFシネマで日本のアニメ映画3作品が99バーツ/340円で観られるプロモーションを行っています。せっかくなので未見だった「スタンドバイミー・ドラえもん」と「ルパン三世 The First」を観てきました。

【ドラえもん】
原作漫画の神回エピソードのいいところだけを "つまみ食い" した作品 ("再構築" と言うには値しないと個人的には思いました)。まあでも当然のごとく面白かったです。けれどもやっぱり原作漫画は超えられていないような気がしました。

【ルパン三世】
テンポも良かったしそれなりに面白かったので、やっぱりルパンてすごいなと思い、家に帰ってから「ルパンVS複製人間」と「カリオストロの城」を観てしまいました。この2作品があらためて面白すぎて、「The First」がちょっと霞んでしまったかも。「カリオストロの城」を超えようとして「ラピュタ」になってしまった作品?

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