映画鑑賞:Shadow in the Cloud
クロエ・グレース・モレッツ主演作品「Shadow in the Cloud」を観ました。本作のジャンルは「アクション、ホラー、戦争」とありましたが、実際には「社会風刺、ミステリー、モンスター、フェミニズム、ラブロマンス (不倫)、家族」などが加わり、次々と驚愕の (トンデモ) 展開が繰り広げられる怒涛のジェットコースタームービーでした。
何も考えずただひたすらクロエの可愛さと八面六臂の大活躍を観て楽しむことを念頭に置いておきさえすれば、最高の1本となり得るでしょう。本作の彼女はとにかく強く美しい。リプリー (エイリアン) やサラ・コナー (ターミネーター) を超えました。
しかしなかなかの問題作でもあります。とにかくクロエの活躍がすさまじいのと (身体能力はX-MEN並み)、ストーリーにいろんな要素を詰め込みすぎ。ここであらすじを書いてもおそらくほとんどの人は「そんな馬鹿な」と思うでしょう。それくらい衝撃的。
折れた指を自分でまっすぐに直すクロエ。空飛ぶ飛行機の底面 (外です) をボルダリングのように移動するクロエ (その姿勢のまま鉄パイプを機体から引き抜き翼の下に引っかかったバッグを奪回)。機内で暴れるモンスターを撃退するクロエ (男たちは殺られる)。敵機を撃ち落とし自分で操縦までするクロエ (背面飛行や不時着も成功)。クライマックスはモンスターを素手でボコボコにするクロエ (男たちは傍観)。ラストは取り戻した赤ん坊に授乳するクロエ。。
良くも悪くもこんな常軌を逸した作品によく出てくれたなと、クロエを褒め称えたいです。さあ次は「トムとジェリー」だ。